かおすもにゅめんたむ

アニメ・アイドルのブログ

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NGT事件はなぜ起こったのか?AKBグループの特殊性について

NGT48事件を簡単に説明すれば、メンバーである山口真帆が厄介オタに襲われ、その厄介オタがNGT48のメンバーと繋がりを持っていたというものである。厄介との繋がりがあったというのは、報告書でも記載されている通りなので、事実として扱う。さらに事件を契機として、NGT48の過去の総選挙不正投票疑惑の再燃や、運営と厄介の癒着疑惑まで出現している。

三者委員会によって、事件の背景や要因が調べられた。そこに書かれていたのは、握手会による「まとめだし」行為の問題点や、新潟という活動拠点の特殊性だった。しかしながら、私はあまり納得していない。

なぜ第三者委員会の調査に納得できないか

新潟という活動拠点の特殊性については、以下の記事で否定したので、興味のある方は参照してほしい。簡単に要約すれば、田舎で活動している地方アイドルは数多いるのに、NGT48だけが厄介と懇意になる理由がないということである。

一方で、「まとめだし」についてだが、これはAKBグループのファンが多いために握手券1枚当たりの握手時間が短くなるのであり、地下アイドルや無名アイドルの握手時間はもっと長くなる。したがって、AKB固有の問題という性質のものではないと思う。むしろ最近の地下アイドルと比較すれば、AKBグループは「会いに行きにくい」アイドルの部類にすら入るのではないか。

私の考えるNGT事件の原因

私が一番の原因だと考えているのは、AKB選抜総選挙である。これは第三者委員会の報告書にも少しだけ記述があるが、大きくは取り上げられていない。

ファンと私的領域で接触することで総選挙での獲得投票数や握手券購入実績が増やせるかもしれない

しかしながら、AKBグループの特徴と言えば総選挙であり、NGT48事件の根本原因も総選挙にあると私は考える。

選抜総選挙は一年に一回の頻度で開催され、CDについている投票券やモバイルからの投票で、所属アイドルの序列を決める。総選挙自体の結果は、シングル1枚の選抜メンバーを決定するためだけに使用されるものだと、秋元康も明言しているが、総選挙の結果自体は、各メディアなどで放送され、上位にランクインすると注目されて仕事が増える。

NGT48所属の荻野由佳も選抜総選挙で速報1位、最終5位になり、ホリプロからのオファーを受けてAKSから移籍した。大手事務所に所属した後のプッシュっぷりは最近の荻野由佳の番組出演数を考えれば、如実に分かるだろう。選抜総選挙の順位はアイドルの人生を左右する

では、選抜総選挙で勝つには何をすれば良いか。方法は2つある。

  1. ファンの人数を増やす
  2. 大量投票するファンを味方につける

1の方法は正攻法である。ファンの人数が増えれば得票数も多くなる。当然の帰結だ。2の方法は、一人一票ではないAKB選抜総選挙特有のもので、金持ちのファンと懇意になれば、大量に得票数を獲得できるというものである。

選抜総選挙よりも投票数が制限されていると考えられる紅白選抜総選挙では、AKB選抜総選挙と全く異なる順位が現出した。総選挙圏外常連だった大家志津香がランクインしていたり、1位は山本彩だった。つまり現実のAKB選抜総選挙では1よりも2の方が大きなウエイトを占めているのは明らかである。

つまり特定のファンと仲睦まじくすれば、票が確保できるので、私的交流が発生しやすい。事件の犯行グループである「ジョー会」もTwitterで、ブラウザバックを利用した大量投票をしていたとツイートしている。なお、ここではジョー会と運営の繋がり疑惑については語らない。

選抜総選挙が良くない更なる理由

AKB選抜総選挙は一義的には、CDを売るため、言い換えれば、お金を稼ぐためのイベントであるが、アイドルにとっては下克上の機会を与えるイベントでもある。

総選挙は、所属しているメンバー全員がライバルとなるイベントであり、他メンバーよりも自分が上に行くことが利益となる。一般的な少人数アイドルでは、グループ内で序列が存在しないので、メンバー一丸となって高みを目指していこうというモチベーションが形成される。内部で序列が作られ、人気メンと不人気メンの格差が大きい。言い方は悪いが、他メンバーを蹴落としても、のし上がるくらいの情熱が必要になる。

ここに秋元系アイドル(全員選抜の欅坂や日向坂などは除く)の根本的な欠陥があると思う。握手などの人員確保のために人数を増やしすぎた結果、選抜メンバーを選ぶ必要に迫られ、メンバーの序列が形成され、チームがギスギスしてくる。事件後、一部のメンバーが自分だけ助かればいいと思えるような言動をしていたのも、そういう空気が醸成されていたのだと思う。

個々の努力を求められるという点ではメリットもあるが、票を求めて、アイドルとして禁忌とされるファンとの繋がりに走ってしまうメンバーが出てくるのも時間の問題だったと思われる。それが、かつて総選挙で辛酸を舐めたNGT48なら尚更である。

総選挙は中止されたが…

選抜総選挙は中止された。AKBのメンバーの中には涙を流して悲しんだ人もいた。総選挙の比重があまりに大きくなっている証拠だと思う。握手会の売上は直接的には選抜メンバーに関係ないので、モチベーションは下がるのも仕方ない。

ではこれでギスギスがなくなるのかと言えばそうでもなく、今の序列が固定される恐れがあるので、下位メンの不満は募るばかりだろう。人数を多くして競争心を煽らせることでAKBは大きくなったが、それが仇となって事件が発生、崩壊していったと言ってもいいのではないか。

全てのファンに平等にスキャンダルもなく、品行方正にやることが損をするのがAKBのシステムと言っていい。太野彩香の「真面目にやってる人が成功するんじゃなくて、うまくやってる人が成功するんです。」という言葉はAKBにおいては正論である。渡辺麻友も同様のことを発言している。

やはり真面目な人が報われるようなアイドルでなければならないだろう。運営や秋元のお気に入りメンバーや事務所メンを贔屓するのではなく、スキャンダルがあったら平等に解雇や降格などの処分を行うべきだ。今回の事件でも、運営がしっかり調べて、繋がりが確認されたメンバーがいたら、不問に付さずちゃんと処分してほしい。それがNGT48再生のまず第一歩だと思う。