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『ケムリクサ』12話(最終回)感想 - 綺麗な伏線回収と鮮やかな結末

アニメ『ケムリクサ』第12話(最終回)感想です。

前回あらすじ

りんは記憶の葉を開く。見えたのはりりだった。りりは最初の人でワカバとシロと一緒に暮らしていた。りりはケムリクサを操る才能に長けていた。りりが完成させたのは赤いケムリクサだった。ところが、そのケムリクサは急成長を始める。瞬く間に太い幹となり周囲は赤霧に覆われた。ワカバはりりを遠ざけ、自身は太い幹へと向かった。りりはワカバを助けるために、ケムリクサで自身を大人にしようと試みる。その結果、りりは分裂した。現在の世界に戻ったりんの目の前には、赤い木にやられたわかばの姿があった。

第12話(最終回)あらすじ

りんが記憶の葉を開いている間、わかばは赤い幹に襲われていた。りんが記憶の葉を開き終わるまで、わかばは幹を引きつけるが、地中から転送されてきた枝に身体を貫かれてしまう。

記憶の葉を開き終わったりんはわかばの姿を見て愕然とするが、わかばはみどりの葉を貫かせることで、本体にダメージを外らせていた。りんは残り少ないみどりちゃんで赤い幹を倒そうと挑む。しかしながら、赤い壁に阻まれ、さらに九島で出逢ったアカムシの主と同じ機構にやられ、わかばは枝に押しつぶされてしまう。

それを救出しようとするりんだったが、わかばはりんの前に青い壁を作る。さらにりんの水も残り少なくなる。そこに現れたのは、りなちゃんズのスカートのボールとりつの耳だった。りんにみどりの幹を託し、再び立ち上がるが、また枝にやられてしまう。万事休すかと思ったそのとき、りく、りょくとりょうが現れる。彼女らはりんの記憶の葉の中に宿っていた。

りな「ねぇねの
りつ「りんの
「「好きのために!」」

3人は、壁を壊し、赤い幹の部位を破壊して、りんを助ける。そして幹にみどりの枝を叩き込んだ。わかばはみどりの葉によって回復した。赤い幹を倒した達成感と水が尽きたことで、その場に座り込むりんだったが、赤い幹の向こうに明るい光が見えた。そこは船の外、緑が溢れ水に満たされた地球だった。

伏線を綺麗に回収する難しさ

最終回は奇を衒うことなく、綺麗に収まりよく終わったと思う。ほとんどの伏線を回収していて、綺麗にまとまっていた。伏線の回収というのは、物語の基礎であるが、結構難しい。駄作に思えるようなアニメはこれができていないことが多い。伏線の回収に定評のある『デュラララ!』や『バッカーノ!』の作者でもある成田良悟も、綺麗にまとまっていることを評価している。


最後の最後に鮮やかな色が現れることによる余韻

最後に、りんとわかばは地球に降り立つ。りんはさいしょのひとが分裂した姿であるから、故郷に戻ったことと言ってもいいだろう。今まではわかばが転写していた世界の話だったということだ。

この最後のカットに至って、緑や青という鮮やかな色彩が飛び込んでくる。今までは黒や濃い赤のような陰鬱な色が画面の大半を占めていただけに、この効果は強烈だ。記憶の葉の回想も淡い色でわざと書いていたのは、この最後の一瞬のためではないかとすら感じる。この衝撃はBDなどで一気見をすることでさらに感じるだろう。

「好きだ」の台詞について

あえて言うとすれば、個人的に気になったのは、最後の「好きだ」というりんの台詞だった。確かに今まで好きがなかったりんが最後に見つけた好きだから、ここでその台詞を言うのは当然っちゃ当然なのだけど、私はただ笑顔のりんのカットで終わる方が好きだったなと思う。言葉に出さずに、キャラクターが何を思っているかを想像させるのが良いと思っている。

全体を通しての総括

面白かった。『けものフレンズ』同様スロースターターだが、徐々に謎が増えていき、また同時に謎が明かされていく構成に引き込まれていった。正直なところ、一連のたつき騒動があって、あんまりたつき監督自身の人間性に良い印象は抱いてなかったので、かなりハードルを上げて見ていた。ちょっとでも瑕疵があったら批判しようと思っていたが、そのハードルを軽々超えられた。

一島から十島へと冒険するとか、ケムリクサというアイテムや、ボスの部位破壊など、全体的にゲームらしい雰囲気を持っているアニメだと感じた。ストーリーはとてもシンプルなのだけど、演出が上手い。毎話の引きも強くて次回が楽しみなアニメになっていった。今期のアニメでは上位に確実に入るだろう。

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト