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NGT48の第三者委員会の報告書の要約まとめ - 手ぬるい内容に対して思うこと

NGT48の一連の騒動に対する第三者委員会の報告書全文がNGT48公式サイトにアップロードされた。この記事では、その要点についてまとめておく。

はじめに


報告書全文

三者委員会の調査目的は「(NGT事件の)事実関係、会社関係者の関与の有無、程度、直接、間接の発生原因の調査」となっている。これに対して、第三者委員会は以下の方法で調査を行なった。

  • AKSが所持する資料の引継とその精査
  • 書面回答による調査
  • 面談による事情聴取
  • インターネット上の情報検索

なお、被疑者への聞き取りを第三者委員会が予定していたようだが、それは被疑者側が断ったようだ。

3名のうち丙からAKSに連絡があり、本委員会の調査に協力を行うか否かを検討する条件として、自らの出入禁止についてAKSが交渉に応じることを提示してきたが、AKSはこれを断った。他の2名からは何ら連絡はなかった。

ダサすぎない?

なお、第三者委員会の調査は差し押さえなどの強制処分を行うことができず、証言の偽証に対する制裁もない。したがって証言者が真実を語っているかどうかは第三者委員会の主観によって裁定される。

山口真帆暴行事件の概要

山口真帆の証言と所持している録音記録およびメンバーの供述から第三者委員会は暴行事件のあらましを以下のように結論づけた。

平成30年12月8日の夜の公演の後山口氏は他のメンバーとともに,NGT48 劇場からマイクロバスに乗って帰宅した。 マイクロバスは一つ目の降車ポイントで停車しそこでAが降車した。Aは降車後に丙から,山口氏がバス乗っていたかどうかを聞かれて乗っていたことを回答し,さらに,Eがバスに乗っていたかどうかを聞かれて乗っていないことを回答した。その後,丙は,Aから聞いた内容などを被疑者らに伝えた。 甲は,本件事件当時,山口氏の部屋の向かいの部屋を賃借していた。被疑者らは,山口氏と会って話をしたいと考え,丙からの「山口氏はバスに乗っている。Eはバスに乗っていない。」という報告を聞き,同じ階に住むEと一緒ではなく,山口氏が一人で帰宅することを確認した
(中略)
山口氏は,20時40分頃,当該マンション正面玄関に到着し,そのままエレべーター に乗り,山口氏の部屋がある階でエレべーターを降りて自分の部屋に入ろうとした。 そして部屋に入ってドアを閉めようとしたところ被疑者らから顔面をつかむ暴行を受けた。

暴行の態様について,山口氏は(中略)「目と鼻のあたり,親指と人差し指で山口氏の両こめかみを押さえるような形で,顔面をつかんだ。」と主張している。(中略)甲は,「そこまではしてない。」と発言しているものの,山口氏の発言のうち顔をつかんだ点を明確に否定しているものではない

その後、山口真帆はNGT48のメンバーのEに電話をするが、近くにいなかったため、Dに電話をかけてDを呼んだ。Dはマネージャーに電話をかけ、山口真帆が襲われたことを告げ、Dは山口真帆と合流する。

山口氏はマネージ ャーに対し被疑者らに本件事件に関与したメンバーを呼ぶように言ったところ,被疑者らが「Aが来る」と言っていることから,Aに話を聞きたいこと,マネージャーには被疑者らに気付かれないようにしてほしいことを伝えた。これに対して,マネージャーは,当該マンションの近くで待機する旨伝えた。なお,Aが被疑者らから呼び出された事実は認められず,実際Aは当該マンションないし前記の公園に来ていない。山口氏は(中略)近くの公園に移動した。(中略)同人らも居合わせる中で,マイクロバスに移動する等して,本件事件の関与者等について,主に山口氏と甲との間でやり取りがなされた。 その後警察が到着し,翌9日に被疑者らは新潟警察署において暴行の被疑事実で逮捕された。また,同日,山口氏の部屋の玄関ドアについて,警察による指紋採取が行われた。その後,被疑者らは,新潟地方検察庁に送致され,同月28日に不起訴処分となった。

これは山口真帆のツイートにほぼ沿うものである。また文春が報道した山口真帆の向かいの部屋を犯人グループが借りていたという報道や、犯行後、公園に行って犯人と話したという報道とも一致している。バスを追いかけて帰宅時間を聞いたという運営の発表は、山口真帆が一人で帰るタイミングを狙ったという計画的な犯行だったとしている。

しかし報告書では、なぜ犯行グループが向かいの部屋を借りることができたのか?という疑問が当然残る。向かいの部屋が空いたことを犯人グループが知らなければ、借りることはできない。これに対しては第三者委員会はなんの調査もしておらず、表層をなぞっただけの調査といえよう。

メンバーの関与の有無

また事件のメンバーの関与については次のように書かれている。山口真帆の供述に関しては以下の部分が新情報となる。

本件事件直後に,甲がA, B, C から「こうすればまほほんと話せるよと提案された。」と発言していたとして,同3名が本件事件に関与しており,帰宅時間を教えたのがA,自宅の場所を教えたのがB,部屋に行けとそそのかしたのがCであると供述している。 さらに,山口氏は,Cについて,平成30年10月7日に行われた握手会の際に甲から「Cがお前の家に行けってめっちゃ言ってくるんだけど。」などと言われたことや, 新潟警察署の警察官から,甲が,当該マンションの他新潟市内に3つのマンションを借りており,そのうちの1つがCが居住するマンションであると聞いたこと等を指摘して,本件事件への関与を主張している。

ここでは伏字となっているが、BとCは警察に呼ばれて事情聴取を受けたとなっているので、他に警察に呼ばれた人物がいない限りは、太野彩香西潟茉莉奈であると想像できる。録音データからは、犯人はA、B、Cの3名の事件への関与を否定している。

甲はCの本件事件への関与については「Cは関係ない。」「Cは関わってない。」「Cちゃんは間違いなく今日知らないし。」と明確に否定している。

山口氏の部屋番号などを知っていたことについて,甲は,「相当前にBか誰かに聞いたな。」,「握手会とかだから。」,「それはもう1年前とか。」「最初どうやっ て知ったんだろう。」などと供述している。 また,甲は,甲自身は直接Bと連絡は取っていないものの,「Bは知っているかもしれないけど。」「B知ってんのかな。」などと発言して,Bが本件事件について何らかの事情を知っている可能性を示唆する供述をしている。

丙が,Aに対して,山口氏がバスに乗っているかどうかを聞き,Aが乗っている旨回答したことを認める供述はあるがそれを超えて,Aと被疑者らとの間で, 本件事件について何らかの共謀があったことを示すような供述はない

山口氏の部屋番号などを知っていたことについて,甲は,「あとFか。」「Fは相当昔のことだから。俺もなんて言ったかわかんないけど。」と供述している。

なおA、B、Cの3名に第三者委員会が聞き取り調査を行った結果、全員が関与を否定。捜査機関による捜査の結果も、関与の確たる証拠が出なかったため立件していない。

三者委員会は以上の結果からメンバーの関与なしと結論づけている。しかしながらBは録音データにも関与の可能性が残っていること、Cは握手会の際に唆かされたことを山口真帆に告げていることなどから、全く関与なしと認めるのは公平性に欠けているのではないか。警察は明らかな証拠がない限りは立件できない。しかしながら第三者委員会は証拠が薄くとも、事実認定をすることができる。

三者委員会ガイドライン1. 第三者委員会は、各種証拠を十分に吟味して、自由心証により事実認定を行う。
2. 第三者委員会は、不祥事の実態を明らかにするために、法律上の証明による厳格な事実認定に止まらず、疑いの程度を明示した灰色認定や疫学的認定を行うことができる。
なお、犯行グループが山口真帆の部屋を特定した経緯は、犯行グループが山口真帆の後をつけたり、郵便物を覗き見たりしたと推測しているが、完全なストーカーである。

メンバーと犯行グループの繋がりについて

報告書には、「メンバーは私的領域でのファンとの接触は禁止されているものと理解しており、これを破ることは重大な違反行為であると認識していた。」と書かれている。

しかしメンバーからの聞き取り聴取の結果、12人のメンバーがファンとの繋がりがあると他のメンバーが供述した。

ファンから聞いた、あるいは、メンバー内の噂として聞いたとして、36名のメンバーから、他メンバーとファンとの「つながり」に関する供述があった。その際、12名のメンバーの名前が具体的に挙がった。

この12名のメンバーの実名は明らかにされていないが、当然ながらA、B、Cの3名も含まれているだろう。なお、この「つながり」に対し、運営が対応しなかった理由は、「つながりに対する具体的な処分規定が存在していない」ためであると書かれている。

NGT48は1/3のメンバーがファンとの繋がりがあるという驚異的なグループであることが明らかになったのが、報告書唯一の成果だったかもしれない。TNG(つながり)48に改名した方がいいんじゃないかと思う。

専属契約には、不適切な男女交際を行った場合や、「AKSにおいてメンバーがAKB48の一員としてふさわしくないと判断された場合」に契約を解除しうる条項が存在するものの、その解除事由としての「不適切な男女交際」は「不倫」に匹敵するような行為を指すと考えるのが一般的であり、仮に、ファンとメンバーが私的領域で接触を持っていたとしても、この条項にただちに該当するとはいえないし、また「メンバーがAKB48の一員としてふさわしくないと判断された場合」の意義が曖昧であり、「つながり」の事実一つを捉えて契約を解除することが正当と評価されるかは、必ずしも明らかでない。

というアクロバティック擁護を行なっている。

しかしAKB48の一員として、というのはアイドルとしてと同義であり、アイドルは私的交際は厳禁であると、アイドル自身も理解しているため、「つながり」で契約を解除するのは正当と評価される可能性が高いだろうし、そうあるべきだと考える。

AKSの手ぬるい判断

AKSは関与メンバーがなく、また「つながり」は処分対象ではないという結果を以って、全員不問とした。

三者委員会の報告書において、今回の事件とは直接関係はありませんが、メンバーが私的領域におけるファンとのつながりがあったことが挙げられており、当社としても、私的領域におけるファンとのつながりは、特定のファンを優遇する行為として、不適切だと考えております。

しかしながら、責任を問われるべきなのは、組織運営に問題があり、スタッフ及びメンバーに対して、事前に明確な基準を示して適切な指導ができていなかった当社であることから、今までのNGT48内での私的領域におけるファンとのつながりを含め、風紀の乱れ全般は、今回は不問に致します。

運営はもちろん問題ありで言うまでもないが、アイドル自身も問題ありに決まっている。アイドル自身もファンとの繋がりはいけない行為だと認識しているからだ。あまりに手ぬるい処分に、第三者委員会を自分の都合のいいように使ったな、としか思えなかった。