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ヤマカンこと山本寛の破産の理由、そして「薄暮」への影響は?

アニメ監督の山本寛が破産手続を開始したことがわかった。株式会社ウルトラスーパーピクチャーズに1億円の借金をしたためだと語られている。

平成31年3月4日17時付で東京地方裁判所立川支部において山本寛氏について破産手続開始決定がなされました。

破産の経緯

破産に至った経緯は株式会社ウルトラスーパーピクチャーズとの制作費負担で揉めたためであると語られている。

山本氏はかねてから株式会社ウルトラスーパーピクチャーズと過去のアニメーション作品の制作費負担について話し合いを続けて参りましたが、左記債務について、ウルトラスーパーピクチャーズが債権者として破産手続開始の申立を行ったことで、今回の手続開始決定がなされたものです。

ウルトラスーパーピクチャーズが敢えてこの時期に、債権者からの破産手続開始申立を行ったことについて理由は明らかではありません。しかし1億円余の債務を一括で支払うことについて、現在の山本氏での財産ではこれを支払うことが難しいという点が今回の破産手続開始決定の判断の基礎となります。山本氏に関しては、自動車のローンや日常使用しているクレジットカードの債務などを除けば他の借財は殆どなく、債務の大部分が上記制作費に関連するものとなります。

ウルトラスーパーピクチャーズはアニメ制作会社のサンジゲンOrdet、トリガー、ライデンフィルムなどを傘下に持つ日本の事業持株会社である。ここで株式会社Ordetはヤマカンが「監督の域に達していない」と言われた後に設立した会社だ。しかし2016年3月25日、ヤマカンが代表取締役を辞任。その後、実質的に会社は畳まれたものと思われる。

ここで疑問になるのは、制作会社で作ったアニメの制作費がなぜ山本寛個人の債務になっているのかということである。普通は制作費を監督個人で持つということはまずないと思う。もしそうなら大金持ちしかアニメ監督にはなれないし、失敗したら即破産確定になってしまう。

そして分割ではなく一括で支払わなければならない理由があるのだろうか?ちなみにまとめサイトには自己破産と書かれているものもあるが、債権者破産である。つまりウルトラスーパーピクチャーズがヤマカンの破産を申し立てたということだ。自己破産は債務者破産になる。逆に、借金した側に最後の尻拭いまでさせているとも言えるので、自己破産よりも印象が悪いかもしれないが。

債権者破産のメリットは不良債権を損金に計上できることである。今回の場合だと1億円あまりを損金に計上して法人税の減税を図ることができる。そのタイミング的に今が最も都合が良かったのではないかと推察される。

山本寛氏が改めて経緯を説明するらしいので、それが分かり次第追記いたします

山本寛が主張する破産の経緯

ヤマカンがブログを更新した。あまりに長すぎるので掻い摘んでまとめておく。

まずはOrdet破産の経緯について語られている。『WUG』は元々Ordetタツノコプロとの共同制作で作られたが、タツノコプロが制作途中で日本テレビに買収されてしまった。田中修一郎社長は『WUG』に関わりたい意志を示したが認められず退任させられた。

しかし、そのタツノコがまさかの激変をします。制作途中で日本テレビに買収に遭うのです。

その後、タツノコプロの買収の影響は作画に現れ、結果としてOrdetの資金持ち出しでリテイクが進められた。

しかし、ご存知の通りタツノコ激変の影響は作画に出ました。(厳密にはタツノコではなくてグロス請けしたG社と後述するM社という二つの超絶ゴミ会社なのですが。)僕はTwitter上で「責任を持って直す」と宣言します。所謂パッケージリテイクです。責任はむしろタツノコにあるはずなので費用負担をお願いしましたが、彼らは「リテイクは自分達の仕事ではない!」と言い切る始末。
(中略)
止む無くOrdetの資金持ち出しでリテイク作業をすることになります。そのリテイク費用は会社の財政を急速に圧迫しました。

G社はWUGのグロス請けとあるのでGONZOだろうか。確かにGONZOが担当した8話などは、作画が崩壊していたのでBDでリテイクがなされている(わぐそく)。

その後、ウルトラスーパーピクチャーズが制作管理会社になり、予算の決定権がウルトラスーパーピクチャーズに移ってしまったと語っている。その結果として『WUG』の予算が大幅に削減されてしまったらしい。

委員会との予算折衝は、系列会社のL社の社長・S氏が行いました。で、案の定安かった。(もう書いちゃいますが、1億6000万円です)しかしS氏はいくつもの作品でこっそり中抜きをして、バレて問題にもなっている男です。恐らく『WUG』でもなんらかの工作が行われたのでしょう。

そのL社が『WUG』の制作を担当する予定だったが、作るのが面倒で途中で逃げたため、M社のプロデューサーN氏に声をかけたとなっている。M社はこれはミルパンセ社を指しているのは明らかだ。ヤマカンも名前を出している。『青春の影』を作り終わったところで、ミルパンセがスタジオ移転をしたらしい。

その間に何を思ったのか、Ordet社内に間借りの状態だったM社が、突如Ordetの敷地を出て、今のスタジオへ移転してしまいます。一見そんなに大きな問題ではないように見えるかも知れません。しかし「予算的には丸抱え」の約束なので、Ordetは出て行かれた敷地と彼らで勝手に移った敷地の、両方の地代家賃を支払うことになったのです。

そしてその費用を工面するために親会社に追加予算を要請したらしい。

僕は追加予算を「親会社」に要請し、スケジュールの延長をavexに訴えます。でないとマトモなものができない、TV1期の二の舞だ、と。「親会社」はこの段階ではそれを飲み、最大6000万円の追加予算を融資として工面してくれることになりました。avexとも前向きな交渉を続けていました。

このとき判を押した貸借契約書の保証人が山本寛個人だった。そのあとはミルパンセの非道な振る舞いが延々と書き連ねてあるが、破産とは特に関係のないことなので興味のある人はブログで確認してほしい。そしてヤマカンはミルパンセにWUGを完全に奪われたと主張している。

M社が「親会社」と結託して、Ordetから全カットを引き上げたのです。全カットです。強調しますが、「全部」ということに、何の意味があるのでしょう?僕や近岡さんの分だけではなく、山崎さん、澤田さん、他Ordet全スタッフのカットが奪われたのです。え、俺達、仕事しなくていいの?要は、「親会社」が判断したのは、切り離すのはミルパンセの方ではなく、Ordetだったのです。

ミルパンセは新しく演出や作監を雇うために、さらに追加予算をつけた。ヤマカンは『Beyond the Bottom』を「まっとうな形で世に送り出す義務がある」と考えて自主リテイクを行う。その結果

当初6000万で済んでいた予算超過が、見事に倍の1億2000万近くまで膨れ上がりました。

と語っている。その1億2000万をWUG3期の予算から返済しろと言われ、ヤマカンはそれを突っぱねたらしい。するとヤマカンはOrdetの代表解任を通達された。ヤマカンもここで弁護士を立てたが、その弁護士が「全くの外れ」だったようで、解任されてしまう。そして、その追加予算は山本寛個人を保証人にしていたため、結果的に1億2000万円の借金が山本寛個人に残ったということになる。

そして、肝心の『WUG』の原作権です。これは僕個人ではなく、Ordetの名義になっていました。ことの最初に戻りますが、avexが「会社名義でないと契約しない」と言い張ったのです。『WUG』の権利は、OrdetごとM氏の手に渡ったのです。そしてその代わりに、僕個人がOrdetの1億円以上になる金銭貸借契約の保証人となりました。当初決められていた6000万の貸借契約書には判を押していた。弁護士的には「判を押した以上はどうにもならない」。どうにも納得いかない状況で、こうして「親会社」と、覚書を交わし、判を押しました。この覚書、そこには『WUG』のことについては一切発言してはならん、とまで書かれていました。なんで??

薄暮」への影響は?

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引用:「薄暮」公式サイト

現在、山本寛は新作アニメーション「薄暮」を制作している。これはクラウドファンディングで資金を集めたものだが、もし破産するとその資金が没収される可能性がある。しかしその心配はなく、制作状況にも影響がないと明確に答えている。

今回の破産にかかる債権債務と「薄暮」制作資金は無関係です。クラウドファンディングで集めた資金については、あくまで株式会社トワイライトスタジオが集め、管理しています。山本氏が個人として集めたものではありません。

薄暮」については5月24日より福島県での先行試写も予定されており、制作については順調に進んでおります。山本氏も引続き「薄暮」完成に専念しています。制作の都合上多少のスケジュール変更がありえたとしても、今回の破産事件が影響することはありません。

引用は全て山本寛の公式ブログより。

まとめ