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アニメ『どろろ』5話感想 - 百鬼丸が想いを寄せるヒロイン・ミオ

アニメ『どろろ』第5話「守り子唄の巻・上」感想です。

前回あらすじ
どろろと百鬼丸は人斬りの田之介と対峙する。彼が振るう刀は鬼神が宿る呪われた妖刀であった。かろうじて田之介を退けるも、妖刀がどろろの手に渡ってしまい、どろろは妖刀に操られてしまう。

第5話あらすじ・感想

耳が戻った百鬼丸は葉擦れの音や動物の鳴き声など氾濫する環境音に苦しんでいた。そんな折、大鳥の妖が強襲してくる。いつもの百鬼丸であれば造作無く倒せる相手だが、音に惑わされ苦戦を強いられる。偶然現れた琵琶丸が代わりに妖を始末した。

負傷した百鬼丸のためにどろろが薬を取りに行こうとするが、酒井氏が同盟軍を裏切り、戦が始まっていると琵琶丸に止められる。琵琶丸は耳を塞ぐ百鬼丸に音に慣れろと荒療治を行う。翌朝、百鬼丸は優しい歌声に誘われるように歩を進める。歌っていたのはミオ(未央)という女だった。

彼女は百鬼丸たちを自宅に案内し休ませる。ミオの家では、戦で負傷した子供達が協力して暮らし、彼女は夜に働きに出かけ子供達を養っていた。翌朝、ミオが仕事から帰ってくると、百鬼丸は彼女に歌を聴かせて欲しいと頼む。

琵琶丸は道の探索中に肥沃な土地を発見し、移り住むように提案した。喜ぶミオだったが、そこには鬼神が巣食っていた。百鬼丸は傷も癒えないうちに鬼神退治へと赴く。百鬼丸は歌を聴かせてくれたり休ませてくれたミオにごくごく淡い恋心を抱いていて、彼女に恩返しをするために向かったのだろう。

しかし本領が発揮できない百鬼丸は精彩を欠く動きに再び大怪我を負う。一方、ミオは資金を得るために酒井氏とその対立する相手側の両方での仕事を掛け持ちすることを決心する。不安に思ったどろろは、彼女の御目付役として彼女の後をつける。そして彼はミオが色を鬻いでいるところを目撃してしまうのだった。


百鬼丸が様々なものが戻ってくるにつれて、逆に弱くなっていくというのはリアリティーがある。痛みを知らないから強いというセリフが以前あったが、展開はそのセリフを完全になぞっている。手塚治虫は医学知識を持っていたから、こういうストーリーが作れたのだと思う。創作は、その分野だけでなく他の分野にも精通していないと面白いものは作れないのだと身に染みる。

今回は『どろろ』のヒロインであるミオが登場。声優は水樹奈々。ちょっと前の時代だったら「萌え」とかそういう言葉で表現できるような、優しくて恵まれない子供達に尽くしている女性だ。しかしその彼女が戦乱時にどうやってお金を稼いでいるかというのは、想像すれば分かってしまうけれども、実際にそれを明示されると辛いものがある。しかしそれを描くことで、さらに彼女が愛しくなるという側面もある。最初に彼女が川で洗っていたのはそういうことだったんだろう。ここにも残酷な現実が厳然と存在している。

ミオが歌っていた歌

赤い花摘んで あの人にあげよ
あの人の髪に この花さしてあげよ

は実在する曲で、1970年に発売された、中林三恵作詞・作曲の「赤い花白い花」という曲。過去にはアニメ「そらのおとしもの」で早見沙織がカバーしている。