かおすもにゅめんたむ

アニメ・アイドルのブログ

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劇場版『ラブライブ! サンシャイン!!Over the Rainbow』ネタバレ 感想 - セイントスノーがなぜか輝く作品だった

先日公開された劇場版『ラブライブ!サンシャイン!!Over the Rainbow』を観に行ってきました。

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今回の劇場版は冒頭に写真撮影OKというシーンがありますので、私も撮ってみました。私が観に行ったのはかなり広いスクリーンだったのですが、公開2日目なのにガラガラで心配になるほどでした。しかしそのおかげでしっかり撮ることができました。このシーンが終わった後に劇場鑑賞上の注意がAqoursメンバーからなされます。これはこの作品のお客さんの厄介さを象徴しているなと思える部分です。

あらすじ

以前のμ'sのほうの劇場版で言えば、SUNNY DAY SONGにあたるような沼津を舞台にAqours以外のメンバーも踊るという曲がOPとして流され、その後本編が始まる。

浦の星の統合先の学校の保護者が、部活動に対し悪影響を及ぼす可能性があるので、統合に反対しているという話が噴出し、浦の星の生徒たちは分校という名のボロボロの校舎に通わされそうになる。

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それを回避するべく、曜のいとこである統合先の学校に通う渡辺月に導いてもらい、部活動紹介でAqoursの6人がパフォーマンスを披露し、保護者たちにもスクールアイドルというものの素晴らしさを理解してもらおうとするも、パフォーマンス自体を失敗してしまい、保護者たちの気持ちを動かすには至らなかった。

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そこにマリーの母からマリーたち3年生が卒業旅行先のイタリアで行方不明になったという話を聞かされ、探しに行ってほしいと頼まれるAqoursだった。早速イタリアへ飛ぶAqoursと月。すぐにマリーらと合流できたが、実は彼女たちはマリーの縁談から逃げていたため、母が行方を探していたのだった。一旦は離れたAqoursの面々と3年生だったが、場所を変えて合流。しかしマリーの母にも居場所は嗅ぎつけられてしまう。マリーは母と対峙し、スクールアイドルの素晴らしさを理解してもらったならこれからも自由にさせてもらうと宣言するのだった。そしてAqoursはパフォーマンスを披露することに。スペイン広場でのパフォーマンスは成功し、マリーの母も一応は納得したようであった。千歌たちは再び3年生らとパフォーマンスできたことでなにかを掴んだ様子だった。

6人はまたライブの準備に取り掛かるが、そこにセイントスノーの理亞をAqoursに加えてくれないかという話が持ち上がる。しかしルビィはそれは理亞の望みではないという。そして聖良と理亞のセイントスノーとAqoursだけによるラブライブが行われることに。本当は決勝で披露するはずだった曲を2人でやりきったセイントスノー。自らのせいで姉を決勝の舞台に立たせることができなかったという思いから開放され、新たな道を歩みだす理亞。Aqoursも彼女たちのパフォーマンスを受けて、見事なパフォーマンスを披露するのだった。そのライブに感動した月はその様子を公開する。

6人のライブの準備は浦の星の生徒たちの力も借りながら進んでいき、やがてそこには月が流したライブを観た統合先の生徒たちも加わるのだった。6人だけのライブは完成する。彼女たちのライブにはもうここにはいないはずの3人も加わっているようだった。

そしてあの浜辺には、Aqoursというスクールアイドルに心動かされたまた別の少女たちが再びAqoursの文字を刻むのだった。

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感想

どうしても以前のμ'sのほうの劇場版と比べてしまうのですが、前回の映画とは違い、完全にスクールアイドルを終わらせて次の何かに向かおうとするのを描いているのではなく、あくまでもAqoursを続けていくという方向で描かれています。

やはりそこできっぱりと終わりにするという決断がされた前作に比べると、ラブライブ!サンシャイン!!』Aqoursの集大成と思える作品になっていない気がしてしまう作品でした。

前作はスケールの広げ方や展開的にも海外に向かうのは納得できたのですが、今作は別に海外に行かなくてもいいだろと。スタッフが旅行したかっただけなんだろうなと思ってしまう程度の海外要素でした。

μ'sは作中でもかなり神格化された印象でしたが、今作のAqoursは同じく優勝しているにも関わらず、作中での扱い自体がかなり軽んじられている気がしました。例えば甲子園で優勝したチームは、地元では絶対神格化されるでしょう。スクールアイドルはかなり人気があるという設定でもあるのに、田舎町の描写が強い沼津でも全然すぎる。写真やサインを求められたり、追いかけられたりという描写が前作ではあったのに対し、優勝してなお迫害されるというのは、なんだかなあと感じてしまいます。まあμ'sに対して忖度しすぎているのかもしれません。

そしてAqours以外の登場人物がけっこう目立つのもあり、Aqoursメンバーに焦点を絞った中身にしてほしかったなというのが本音。しかしながら、セイントスノーのパフォーマンスは作中の曲の中で最もよかったですし、彼女たちのドラマもとても感慨深いものがありました。最近はライブでもセイントスノーが必ず参加していますし、彼女たちもこの作品を構成する大きな要素であることは間違いないでしょう。

曲について

先にも書いたのですが、今作で最も印象に残ったのはAqoursの曲ではなく、セイントスノーの曲でした。演出として非常に凝っていましたし、他の曲には使われていない重低音が劇場内に響き渡ったのが、強いインパクを残しました。

Aqoursの曲が悪いというわけではありませんが、どうしても感動を喚起したり、楽しさを前面に出したりした曲調がメインになってしまうため、振り幅がなく感じてしまいました。一曲ごとに印象に残りづらかった。

そして前作ではすべての学年にあったような学年ごとのミュージカル調の演出からスタートする曲が、3年生のものしかなかったのも物足りない点でした。その演出もμ'sの劇場版ではインパクトが大きかったのですが、今作ではいまいち…こういう演出があるからラブライブが好きになった部分があります。

また冒頭の沼津を舞台に皆で歌い踊るという曲もうまく本編に組み込むことはできなかったのだろうかと感じてしまいました。沼津をバックにした曲は絶対にあるだろうなと思っていたのですが、実質的なOPで行うのかと。

続編について

今作は完結編という印象はあまりなく、あくまでも続編という感覚の劇場版であるように感じました。3年生は卒業してしまっていますが、まだ作品として続けることができないわけではありません。もし続けるなら、3年生なしで続ける形になるわけですが、声優が演じるライブとの連動があるというのが売りになる作品でもありますし、3年生メンバーを抜かして続けるのは、どうしても収まりが悪くなるでしょう。

声優ライブとの兼ね合いがなければ、続編もあり得るのかなと思えるのですが、3年生が卒業を迎えてしまっては、そう遠くないうちに声優たちのAqoursとしての活動も終わらざるを得ないのではないでしょうか。

現在は3代目にあたるであろう虹ヶ咲も始動しており、活動が終わるのはそう不思議なことではありません。これからAqoursがどうなるかは静かに見守りたいと思います。