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【箱根駅伝】大東文化大学が1区で転倒も足を引きずり完走 - 美談ではないし違和感を覚える

お正月の風物詩『箱根駅伝』で賛否両論がありそうなアクシデントが発生した。1区を担当する大東文化大学の新井選手が、スタート直後1分ほどで転倒。その後、足を引きずっていたものの区間を完走し次の走者に襷を渡した。新井選手の足を引きずり中継所を目指す姿には感動した凄い精神力だと思う

しかし思い出すのは、先日プリンセス駅伝で、選手が四つん這いで中継所に向かったことや、意識朦朧としていて運営スタッフがなかなか止めなかったのが問題になったことだ。私は美談にするなと記事にした。色んな人からご批判のコメントが来たが、未だに美談にしてはいけなかったと確信している。ただ今回は似たようなケースだが、少し状況が違うかもしれない。

選手を止めるべきだったか?

箱根駅伝は監督の併走が可能なので、プリンセス駅伝のような伝達ミスは起こらない。大東文化大学の奈良監督も、選手に声をかけていた。しかしながら「脚が大丈夫だったら手を挙げろ」と言われても、選手は手を挙げないわけはない。意識朦朧としていても手を挙げる。なのでこの言葉がけにあまり意味はない。

解説(瀬古さん?)も止めるべきだと言っていたし、やっぱり止めた方がよかったと端から見ている限りでは思う。日テレのアナウンサーはここが見せ場とばかりに感動的なアナウンスを連呼していたが。だから日本テレビは嫌いだ

ただ区間完走時に1位の東洋大学から8:40差で襷を渡している。もし本当に走れないほどの激痛や大きな怪我であれば、この差で区間ゴールすることは不可能だ。監督も走っている様子を見て、まだ大丈夫だと思ったから、走ることを許可したのだろう。どのような怪我なのか、走っている時点では分からないが、骨折などの選手生命に関わる怪我ではないと判断したのかもしれない。

プリンセス駅伝では誰が見てももう走れない状況での四つん這いだったから、止めるのは当然だった。今回は一応走っているのだから、それを止めるのは難しい判断だった。ただし選手が走っていれば止めなくていいわけではない。重大な怪我をしていても無理に走る人も出てくる可能性があるからだ。

箱根駅伝の存在が大きすぎることの違和感


箱根駅伝公式サイト

箱根駅伝は、全ての駅伝大会の中でも一番と言っていいほど注目度が高い。長距離の陸上をやっている選手にとっては箱根駅伝に出場するのが、最大の目標だという選手も少なくない。

野球で言えば、甲子園のようなものだ。甲子園では150球以上をピッチャーが投げて、それで肩を壊す選手もいる。最近はタイブレーク制を導入するなど選手を守る取り組みがなされつつあるが、依然してピッチャーの負担は大きい。投球制限を導入すると金満私立しか勝てないから公立校にとっては不公平なので難しいが。

甲子園も出ること優勝することが最大の目標で、そこで身体がぶっ壊れてもいいと思う選手がたくさんいる。それは『甲子園』という存在が高校球児にとってあまりに大きくなっているからだと思う。ただ甲子園に出れるほどの才能を高校で削ってしまうのは、その選手にとって不幸だと思う。

箱根駅伝も同じで、箱根駅伝が最大の目標になっている選手がいる。新井選手は違うが、大学で競技を辞めてしまう人もいる。今回の大東文化大学の新井選手も4年生で、最後の箱根駅伝だった。ここで選手生命が終わってもいいから最後まで走りたいというのが、新井選手の気持ちだったんだと推察する。監督もそれを分かって走らせてあげたのだろう。プリンセス駅伝には来年もあるが、箱根駅伝にはない。

何事にでも真剣に打ち込む姿は尊い。だけど箱根駅伝や甲子園、その他の部活動などの延長上にある一競技大会は選手生命を終わらせうることをしてまで、やり遂げなきゃいけないことなのだろうか。選手はやり遂げなきゃいけないと思っている。でも選手にはまだ未来があるのに。

なぜそこまでの大会になってしまったのか?日本人は選手がボロボロになってもやり遂げる姿というのが好きだから、この2つの大会の注目度がここまで上がったのだと推測する。駅伝はほぼ日本でしか行われていないし、高校球児に何百球と投げさせる国は少ない。駅伝も野球の投手も一人の負担があまりに重すぎて、無理をする人が絶えない。確かに私も日本人だし感動はするが、でももうそういう時代じゃないと思う。