秋アニメ『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』10話「俺は妹に萌えていい」感想 です。
前回のあらすじ
原作の改変を阻止するためには、妹萌えを極めなければならない。祐は桜のラジオ番組に涼花とゲスト出演し、妹萌えの特訓として涼花とイチャイチャしはじめるのだが……。
あらすじ
逃げていってしまった涼花を追いかける祐。涼花は自分の想いを伝えられなかったことを後悔していた。涼花とは連絡がつかなかったが、思い出の場所にいる涼花を見つけ出した祐は、桜の告白は誤解だったんだと伝え、自らの本当の想いを告白する。祐は昔からずっと妹萌えだったのだと伝える。妹への愛を熱く語る祐に涼花は赤面するばかり。祐は涼花に嫌われないために妹萌えであることを隠していたのだった。
涼花は祐に想ってもらわれていたことに感激し、涙を流す。涼花は勝負の結果を祐に尋ねる。祐は涼花の勝ちだと照れながら答えるのだった。涼花は幼い頃にここで交わした約束を覚えているかと祐に訊く。しかし祐はそれを覚えてはいなかった。
自宅に戻り、翌日の桜田樹との対面に備え、休もうとする祐だったが眠れずに過ごしていた。リビングに降りるとそこには桜の姿があった。祐に妹萌えがわかっていないと言った人物が桜田樹であることを桜に伝えると彼女は何か思うところがある様子だった。
翌朝、置き手紙を残し、桜はいなくなっていた。そして桜田樹との対面のとき。キャラ改変を主張する桜田樹に対し、自分のほうが妹萌えで上回っていると宣言する祐。反論する桜田樹だったが、彼のそれはただの妹狂いであると祐は指摘する。
自分の欲望を押し付けるだけの方法は真の妹萌えではなく、真の妹萌えには妹の気持ちも伴わなければならないと祐は諭す。自らの妹萌えの概念を覆された桜田樹は錯乱する。そこに舞とWピース先生、そして桜が現れる。
桜田樹は、桜の実の兄だった。桜の迫力に平身低頭するしかない桜田樹。彼が祐に食って掛かったのは、嫉妬からだった。しかし彼も永遠野誓に影響を受け、新たな妹萌えの扉を開かなくてはと決意し、桜が家出するきっかけとなったのだった。桜田樹は祐に謝り、この一件は丸く収まった。
休憩している祐たちに神咲姉妹も合流し、皆で家に帰ることに。途中で公園に立ち寄り、涼花に「妹が好きなんですよね?」と言われ、タジタジの祐だった。
高校の入学式で学校が休みの日、祐はバイト先である本屋を手伝っていた。そこに祐たちの通う高校の制服に身を包んだ涼花が顔を出す。
「高校でもよろしくおねがいしますねお兄ちゃん」
感想
最終回。なんとか完走してくれたので、一安心。最終回は前半部分は作画がそれなりによかったのですが、後半はやはりというか予想通りというか崩れてました。置き手紙のサイズが変わるのはご愛嬌。やらかし具合としちゃ全然ジャブの範疇です。
まあ崩れないのはいもいもじゃない!と思う視聴者が大半でしょうからある意味期待に応えてます。
一応見どころは桜田樹との妹萌え対決だったのかもしれません。やたらダイナミックな演出で力が入っていたような気がします。対決の最中に舞やWピース先生も乱入してましたが、たぶん原作では桜だけなんでしょうね。その後神咲姉妹も合流して、ヒロインオールスター出演させるのは力技すぎる。
今回永遠野誓の由来に関係する幼い頃の約束の内容が明かされるものだと思っていたのですが、思い…出した!とならず、なんだか消化不良。続編とか絶対作れないと思うので、ここで全てを出し切ってほしかったというのが本音。
総評
作画崩壊以外に語るところがほぼないアニメでしたが、このジャンルが好きな私にはそれなりに楽しめる部分もあった作品でした。そういえば1話ではシスプリとコラボしてましたが、すっかりその印象もなくなりました。メインヒロインである涼花は魅力が感じられるキャラでしたし、永遠の二番手と思われる氷室舞も個人的にはけっこう好きです。小倉唯の演じた役の中では一番かもしれません。
しかし原作者はこのアニメの出来上がりを見てどう思ったのか…
この絵でやれ。
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