かおすもにゅめんたむ

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アニメ『RerideD 刻越えのデリダ』8話感想 - 過去改変は一つの事象に対して一回だけという制約について

2018秋アニメ『RErideD 刻越えのデリダ』第8話「時のさだめ」感想です。

前回あらすじ
ユーリィが姿を消した。大切にしていたカメラが路地裏に落ちているのを見つけたデリダは、ユーリィが追手に攫われたのではないかと動揺するが、グラハムの故障が直らなければ追跡することもできない。ヴィドーは、慌てるデリダを諌め、馴染みのメカニックに修理を依頼するため、湖島の街・ブリュッケを訪れる。一方その頃、ユーリィは、シュミットと名乗る男と対峙していた。男は、デリダの動向を執拗に尋ねてきて……。

第8話あらすじ


©RErideD partners

デリダたちは、マージュがヴァンフォート博物館で会っていた人物・カシエルに接触するため、ガーボンドの街へと向かう。ところが、不意に崖崩れに襲われる。すると無線から「ハイウェイを外れろ」という声が流れてきた。その忠告に従うヴィドー。そのままハイウェイを進んでいたらドナの襲撃を受けていたのを間一髪で躱すことができた。


©RErideD partners

ガーボンドでデリダたちはホテルに宿泊する。ヴィドーは酒場に情報収集に向かった。デリダは無線傍受の声のことを考えていた。その声に聞き覚えがあるという。ヴィドーはカシエルがガーボンドの街にいること、そしてドナも彼を捜しているという情報を手に入れた。するとデリダのIDキーをハックして同じ声が流れてきた。


©RErideD partners

その声はカシエルのものだった。カシエルはデリダと話がしたいというが、デリダはドナの監視を受けていてカシエルと接触すると諸共始末される恐れがあるため、自分の居場所を囮にしてハイウェイで落ち合うことにする。翌日作戦は失敗し、ガーボンドの街を去るデリダたちにドナが襲撃してくる。しかしカシエルがトレーラーでグラハムごとデリダたちを回収する。


©RErideD partners

カシエルは追跡するドナの義手にアンチパルス発生装置を作用させ、コントロールを失わせる。カシエルのトレーラーは光学迷彩だった。カシエルはリビルド社の元研究員で、DZのバグを知りながら放置していたことに罪悪感を感じていた。マージュはカシエルに物資調達を頼んでおり、その中には父の家にあった家具と同じものを欲しいという注文もあった。

さらにマージュはずっとデリダの解凍方法を調査していたこと、そしてトラウト理論の研究を引き継ぐと言っていたらしい。するとデリダに時間跳躍の予兆が現れる。しかしそこを急襲してきたドナ。

ドナ「デリダ・イヴェン。己の罪を償うがいい。ジャキス・イヴェンの息子!DZの開発者。私たちを生み出し自らを創造主だと思った罪人!

ヴィドーが身を挺してデリダを護り、ヴィドーは時間跳躍する。

アンジュ「タイムライドイレギュラー。特異点から最も遠い臨界点へと跳躍。

跳躍先はマージュの誕生日前日カシエルからの電話があった瞬間だった。カシエルの忠告に従い標準テストユニット25番をポケットに入れ現在に戻り、ドナの義手の誤作動を起こした。しかしながら、現在に戻ると、ドナだけでなく賞金稼ぎにも追われ、殲滅爆撃の計画が実行あるつつ世界へと改変されていた。

アンジュ「タイムライドは万能ではないわ。一つの事象に対する過去の改変は一つだけ。あなたの意識に2つの異なる記憶が混在している。その時間にはもう跳べない。

感想

時間跳躍の制約が一個追加されました。一つの事象に対する過去改変は一回だけ。ただこれは実際的に意味のある制約なのでしょうか?なぜなら一つの事象というのは、何をもって事象と見做すかという問題があるからです。例えば歩くときに右足から足を出すのも左足から足を出すのも一つの事象ですし、事象は無限に細分化されます。これの言いたいことは、跳躍前における時点で改変の結果、修正作用にもかかわらず元の世界Aと現在の世界Bが完全に同一にならないときに、跳躍点からAとBの分岐が起こった時点までを跳躍先にすることではできないということでしょう。

今回は標準テストユニット25番をポケットに入れたことで殲滅爆撃が起こる世界になりました。バタフライエフェクト*1です。今回のは「特異点から最も遠い臨界点」への跳躍だったらしいのですが、特異点とは基準が適用できない点、臨界点は元々は液相と気相の相転移点の温度と圧力の上限だが、ここでは限界点くらいの意味だろう。つまり、カシエルの電話を受けた時点がタイムライドで過去に戻れる限界だということでしょうか。


©RErideD partners

カシエルは第1話を見返すとしっかり出ていました。でも電話を受けるシーンは私が見た限りではなかったと思うのですが(あったら教えてください)、それも1話の最初にでも入っていたら良かったのになあと思います。

マージュが父の家にあった家具を注文した意味ですが、これはトラウト理論ではタイムライドは記憶を鮮明に想起することで起きる現象ですから、デリダにとってのユーリィの写真のように、マージュも時間跳躍による過去改変をするために、記憶を呼び起こすような部屋を作らせたと考えられます。

*1:蝶の羽ばたきのようなわずかな変化が大きな変化になる現象