かおすもにゅめんたむ

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アニメ『色づく世界の明日から』7話感想 - 胡桃と千草は瞳美に何を与えたか

2018秋アニメ『色づく世界の明日から』7話「ヴィーナスの重荷」感想です。

前回あらすじ
瞳美からプレゼントされた星砂を使った際に、唯翔が目にした金色のサカナ。それは、唯翔が小学校の時にはじめて賞をもらった絵に描いてあるものだった。奇妙な一致に、心惹かれる瞳美。そんな中、魔法写真美術部のメンバーは、撮影会でグラバー園に出かけることに。再び現れた金色のサカナに導かれ、瞳美は気付くと絵の中の世界にいた。

第7話あらすじ


© 色づく世界の明日から製作委員会

色を一度取り戻した瞳美だったが、またすぐに色が見えなくなってしまった。学校は夏休みに突入。魔法写真美術部は夏恒例のキャンプ合宿に向けての準備を始める。将の指名であさぎが次期部長に、成り行きで瞳美が副部長に任命されてしまう。

瞳美「おかしいよね。少し前までは色がないのが普通で、空が何色かなんて気にしたもことなかったのに、いまはどんな風に見えているのか知りたい。

琥珀今を楽しく受け入れましょう。そうすれば色づく世界があなたを待っています。


© 色づく世界の明日から製作委員会

一方で、受験生の胡桃は模試で失敗して落ち込んでいた。パティシエになり夢を叶えた姉・苺花から「好きなことをやりなよ」とアドバイスを受けるが、逆に悩んでしまう。

胡桃「似てないよ、全然。お姉ちゃんと違って私は何もないから。


© 色づく世界の明日から製作委員会

キャンプ当日。胡桃の様子が変なのを感じた瞳美は胡桃に話しかける。胡桃は姉や唯翔、将と比較してやりたいことがない自分を嫌悪していた。胡桃はみんなには内緒というが、千草にその声はすべて聞こえていた。瞳美は琥珀の星占いを真似して胡桃を励ます。先輩を気遣う瞳美に胡桃は元気を取り戻す。

瞳美「今を楽しく受け入れて、そうすれば色づく世界があなたを待ってます。
胡桃「適当でしょ


© 色づく世界の明日から製作委員会

唯翔は瞳美に描いた絵を見せる。それは瞳美に色を教えてあげられるような色彩豊かな絵だった。最後の撮影会に女神大橋にやってきたメンバー。千草は胡桃を戯けながらも励まし、いつもの2人のやり取りに戻る。そして橋から見える夜景を見て、瞳美は自分には色が見えないことをメンバーに告白する。

感想

今回は胡桃回なんですが、どうしてもやっぱりこの胡桃と千草のカップルって必要なのかなあと思うのです。思春期特有の無力感に苛まれた女の子が、腐れ縁の男の子から冗談交じりに励まされて元気を取り戻すというよくある話に、うまく女神大橋からの美しい夜景とキャンプの重い荷物を置き去るのを重ね合わせていてこの回単体では面白いのですが、『色づく世界の明日から』は瞳美、琥珀そして唯翔の物語だと思うので、この回がどのようにこの3人に影響を与えているかが重要だと思います。完全なオマケ回(例えばサービス回のような)なら、お遊びということでなんにも言わないんですが。

確かにメリーゴーラウンド形式と呼ばれるような群像劇には、単に其々の物語が並行して描かれて交じり合わないというのもあります。しかし『色づく』はそういうものを意識しているというわけでもないでしょう。今回、胡桃は唯翔が瞳美が現れたことで絵に打ち込んだことが遠因で、自分に将来について思い悩んでいますが、これは作用の方向では逆であるべきだと思います。

胡桃のおかげで色が見えないことを告白したわけでもないですし、魔法に対して前向きになったわけでもないです。琥珀は瞳美に変わって欲しくて過去に送ったんですから、瞳美がどう変わるかを見たいんであって、瞳美の出現によって胡桃や千草がどう変わるかは言ってしまえば瑣末なことです(まあ琥珀はそのためだけに送ったわけではないかもしれませんが主はやはり瞳美のはずです)。

その物語をやるなとは言わないですが、それに1話も使うか?というところです。色んなサイトではあと4話でまとまるのか?と心配している意見もありますが、展開がゆっくりだと感じるのには、こういう主軸に必ずしも必要でない部分に時間を多く割いてしまっているのが理由かもしれません。

別の理由で感想は書かなくなった『やがて君になる』ですが、こちらはメインの登場人物が侑と燈子に限られていて、2人の感情の動きが手に取るようにわかります。キャラクターは『色づく』の方が好きなんですが、7人の恋愛を書くのは時間的に厳しかったんじゃないでしょうか。