かおすもにゅめんたむ

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アニメ『ダブルデッカー ダグ&キリル』5話感想 - ハードボイルドの傑作になり得るくらい面白い

2018秋アニメ『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』5話「A・クロイド殺し」感想です。

前回あらすじ
個性派揃いのSEVEN-O女性バディたち。なかでも強引な捜査も厭わない破天荒なディーナと優等生のケイは、捜査方法を巡って何かと衝突してしまう。

第5話あらすじ


©SUNRISE/DD PARTNERS

エスペランサ幹部のZであるザベルがダグに懺悔を申し入れてきた。その日はザベルの死刑執行日であり、SEVEN-Oのメンバーは命乞いをしているというのが大勢の見方だったが、ダグとキリルは面会に拘置所へと向かう。


©SUNRISE/DD PARTNERS

拘置所では老いぼれて足を引きずるザベルが刑務官リッキーに虐待を振るわれていた。ザベルはエスペランサ幹部のボスAであるアガペテス・クロイドを殺害して人魚像の下に埋めたという。死刑執行時間までの期限付きでSEVEN-Oのメンバーが掘り起こすことになった。


©SUNRISE/DD PARTNERS

すると特殊な金属プレートが入った右足首の骨が土の中から出てきた。ダグはこれをアガペテス・クロイドの骨だと断定する。そのことをザベルに報告に行くとエスペランザの情報を話す代わりに司法取引を持ちかけられる。司法取引が認められ、死刑執行時間までにAの骨が全て発見された場合は終身刑減刑されることになった。時間がないのでザベルを引き連れて埋められたとされる廃校に向かう。


©SUNRISE/DD PARTNERS

廃校からザベルの言った通り死体が見つかるが、そこにバンブーマンが襲撃してくる。警察の抵抗をバンブーマンは一蹴し、ザベルに接近する。ダグはザベルはもうバンブーマンに殺されるであろうことを見越してザベルに洗いざらい情報を吐かせるように脅迫する。しかしキリルはそれを止め、ザベルを他の警官に託し、自分はバンブーマンの前に立ちはだかる。

キリル「完全飲み込まれてんじゃねーよ!ザベルを連れて車まで走れ!俺が時間を稼ぐ!


©SUNRISE/DD PARTNERS

我に帰ったダグはキリルに加勢するが、バンブーマンの圧倒的力になすすべもない。万事休すかと思われたとき12時の鐘が鳴りバンブーマンはその場を立ち去る。

キリル「あいにく考えるのが苦手でね。俺の心情はDon't think, feel so goodだ!
ダグ「最期だから言うけど、多分それ間違って覚えてるぞ。


©SUNRISE/DD PARTNERS

一方で逃したザベルは足が不自由な振りをやめ、警官を殺害し車両を奪って逃走していた。そしてエスペランサに合流。ザベルは実はエスペランサのボスだったのだ…

感想

めちゃくちゃ面白かったです。サブタイトルがアガサクリスティーアクロイド殺し』なのでミステリー的展開はあるんだろうなあと思って期待していましたが、二転三転するストーリーと魅力的なキャラクターに夢中になってしまいました。

ザベルが明らかに何かを企んでいる始まりで、何か起きることは予感していましたが、刑務官のリッキーもグルだったり、ザベルが足を引きずるのは演技だったり、そしてザベルが実は真のボスだという人物誤認のトリックが使われていたりと興奮しました。特に最後は人物誤認という叙述トリックに類するものをタイトル『アクロイド殺し』の回でやったところに素晴らしさを感じます。

そしてクロスワードで死体の場所を伝えるところが一番感動しました。大抵こういうアニメはストーリー先行で、そういう細かいところが蔑ろになっていて画竜点睛を欠くことが多いのですが、ちゃんとそこまでしっかりと整合性を取るのは中途半端なことはしたくないことの現れでしょう。このアニメに対する情熱を感じました。

ただ気になるのはザベルが逮捕されたとき別件逮捕だったとダグが語っていますが、ではそのときなぜ罪を告白して死刑囚になってしまったのでしょうか。最後にZは死んだと思わせるのが重要だったとは思います。炎で処理したのもリッキーをバンブーマンに始末されたZの死体に見せかけるためでしょう。Zが死んだと認識されれば、ザベル自身は動きやすくなります。ただその割には手が込みすぎているという気もしないでもないですが…

そしてキリルがダグを一喝するとこも良かったですね。結果的にはキリルの行動は失敗だった(聞き出すだけ聞き出して殺すのが非人道的だが効率的な)んですが、ダグの警察官としての矜持を取り戻してくれたキリルはやっぱりダグの相棒です。ちなみに今回『RELEASE THE SPYCE』もパートナーの話でシンクロするところがありました。リリスパと比べるとこっちは男の熱い友情って感じでかっこいいです。

第6話は一転してコメディー回になりそうです。こっちはこっちでまた楽しみです。