かおすもにゅめんたむ

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トラブル続出のプリンセス駅伝について思うこと(飯田怜選手の四つん這い、岡本春美選手の棄権)

先ほど偶然プリンセス駅伝を見ていたら、衝撃的な映像が流れた。岩谷産業の飯田怜選手が四つん這い(ハイハイ)をしてゴールに向かう姿である。テレビではこれを熱意を持って実況していたし、翌日以降のワイドショーでも美談にされるだろうが、前もって書く。私はこれを美談にすべきではないと思う

そしてこれを書いている間にも、三井住友海上の岡本春美選手が意識朦朧として残り1kmで沿道に倒れこむというトラブルが発生した。トラブル続出のプリンセス駅伝は運営の問題も問われる

プリンセス駅伝とは全日本実業団対抗女子駅伝競走大会の予選大会のことである。2014年以前は地区別で予選会をやっていたが、2015年からは予選会が一本化され、プリンセス駅伝と名前を変えた。上位14チームが全日本実業団対抗女子駅伝に出場できるので、チームにとっては極めて重要な一戦となる

福岡県宗像市を舞台に開催され、それぞれの区間の距離は以下の通りである。

  • 第1区…7.0km
  • 第2区…3.6km
  • 第3区…10.7km
  • 第4区…3.8km
  • 第5区…10.4km
  • 第6区…6.695km
  • 総距離…42.195km

そして、件の問題が起こったのは第2区と第3区である。

飯田怜選手の故障


岩谷産業は3位で飯田怜選手にバトンを渡した。快走する飯田選手だったが、残り数百m(テレビでは200m程度から映ったと思う)から四つん這いになってタスキを受け渡す中継所に向かう彼女が映し出された。足は擦りむいて血が滲んでおり、痛々しい姿だった。

背後には係員がピッタリついて、飯田選手の様子を確認している。結局その数百mを四つん這いで完走してタスキを次の走者に無事に手渡すことができた。その後、片脚ケンケンで移動していたことから、足首をひねったか折ったかだと思う。血が滲んでいる膝の箇所も四つん這いで地面に着いている所とは違うところのように見えたので転んだのかもしれない。解説の増田明美さんによれば、怪我を克服した後だったらしい。

タスキを繋ぎたいという思いは痛いほど分かる。しかしこれは監督がすぐ止めるべき事故である。膝をコンクリートの上に押し付けて傷を負わせる結果になったし、足首の怪我も悪化して選手生命に影響が出る可能性もある。Twitterでは「感動した」と言っている人もいるが、身を削る姿を賞賛すべきでない。念のために言っておくが、選手は悪くない。棄権できないのは当然である。監督もしくは運営が悪い。自身の責任で彼女のために棄権させてあげるべきだ

※ 監督がそばにいないのでは、という指摘を受けました。もしそうであるならば監督を指示をすることのできない状況においた運営側の問題であると思います。ここに追記するとともに一部修正しておきます。(10/21追記)
※ 監督が棄権を審判団に伝えていたが上手く伝わらず審判が棄権させなかったと岩谷産業側が述べているらしい(NHK)ので、それが事実であれば運営の不手際が最も責められるべきでしょう。(追記)

岡本春美選手の棄権

こちらは3区で残り2km弱を残して、岡本選手が意識朦朧となりフラフラとなっている姿が映し出された。しかし、ここでも三井住友海上の監督は止めることなくしばらく走り続け、最終的に沿道に倒れこんで棄権となった。棄権となったあとも、中年の男性スタッフが右往左往している姿が映し出され、なかなか救出が始まらなかった。

これもTwitterでは「頑張った」とか讃える人がいるが、とんでもないことである。熱中症の可能性が高いだろうが、症状が出ても走らせて何か後遺症でも残ったらどうするつもりだろうか。熱中症は死に至りうる。そのリスクを全く考えてないと言える。熱中症でない可能性もある。

これも選手は悪くない。監督は何か選手に問題が起きたら直ぐに選手に触れて棄権させるべきである。運営はそのような場に監督を待機させるべきである。三井住友海上はトップだっただけに、欲が出たのかもしれない。しかしそこを抑えて選手にために行動するのが指導者の仕事である。

まとめ

箱根駅伝でも、フラフラになりながらタスキを繋ごうとする選手を見世物にして美談にして視聴率を稼いでいる。日テレなら24時間テレビもそうだが、そういう類のお涙頂戴がめちゃくちゃ好きだ(プリンセス駅伝はTBSですが、箱根駅伝と同じ日テレの話題として24時間テレビをあげています)。まあ視聴率が取れるということはそういうのが好きな人がいるんだろう。気持ちが悪い。美談にするから、なおさら問題が起きたとき棄権しにくくなる。半分はメディアの責任とも言える。

その選手の将来のことを本気で考えていれば、棄権を躊躇するという判断になるわけがない。チームの気持ちはどうなるのかと言われるかもしれないが、一人が身体を壊してでもチームのために行動するのが、本当にチームのためになるのか考えて欲しい。

また今回は、これ以外にも道を間違える選手が出るなど運営もグダグダだった。そして今日は暑く解説の増田明美さんも暑さを心配していた。今日ですらこんなトラブルを起こす選手がいるのに猛暑の中で開催されると思われる東京オリンピックではどうなるのか。どうせ選手が倒れても美談にするであろうマスコミには本当に不愉快だ。

追記:一部表現を修正しました
※ 画像は言葉だけで伝わらない異常さを、駅伝を見ていなかった方に伝えるために載せています。美談にしている人が見たければTwitterなどで検索してください。