かおすもにゅめんたむ

独自な視点でアニメ・声優・ゲーム・アイドルなどを考察するブログ

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アニメ『音楽少女』10話感想 - 観客が1人でも1万人でも音楽少女は変わらない

2018夏アニメ『音楽少女』第10話「歌と少女とアイドル」感想です。

前回あらすじ

バラエティ番組の生放送でスタジオにいる沙々芽、ろろ、未来、シュープ、桐、はなこ。バラエティに慣れていない桐は他のメンバー達に助けられながらも、妹・羽織の存在が自分にとっていかに大きいか、改めて認識する。そして各メンバーが意外(?)な特技を披露していく中、ろろは持ち前のマイペースを発揮し、番組を盛り上げていく。一方、羽織にはある異変が…。
脚本:山田靖智 / コンテ:名村英敏 / 演出:北川正人 / 作画監督:木村なづき、日下岳史、服部憲知 / 美術監督:田尻健一

あらすじ

声が出なくなったことを気にしつつも姉の桐の前では気丈に振る舞う羽織。しかしセンターとしての重圧や解散危機に対するプレッシャーが彼女の両肩にのしかかっていた。

羽織の不調からフォーメーションを変更しながらライブをこなしていく音楽少女。見かねたはなこがケーキバイキングに誘おうとするもプライドを傷付けるからやめろとメンバーに諭され、羽織レシピのアレンジカレーを作って羽織のもとに届ける。

そんな時、沙々芽のペットのバルちゃん(ザリガニ)が脱走。バルを探していると、あこちゃんに出会う。あこちゃんは学童から逃げ出した子供で、学童に馴染めておらず先生が連れ戻しに来たときは涙を見せる。

気になった沙々芽は学童を訪れる。あこちゃんの両親は転勤族で、また一週間後には別の場所に行くらしい。沙々芽ははなこたちに何かしてあげられないか相談し、音楽少女であこちゃんのためにライブをしてあげられないかと提案する。

ところがHESのメンバーからは、1万人野外ライブに備えてもっと大きな箱でライブをすべき、1人のためにライブをするなんてプロじゃないと反対意見が出る。はなこが、野外フェスには音楽少女に興味がない人も来ているから、音楽少女を知らないあこちゃんにパフォーマンスするのはいい経験になると説得する。
沙々芽「あこちゃんは今ぽつねんな寂しさとかひゅるるーな孤独に耐えてる。私たちの歌はそういう心に寄り添ってあっふぁっふぁーって励ましたりうっひゃーって勇気付けるそういう力があると思う。

あこちゃんお別れ会に出ることになった音楽少女。あこちゃんは音楽少女の歌を通して、クラスメイトとの交流を深めていく。あこちゃんはアイドルになる夢を抱く。
沙々芽「あこちゃん、どこにお引越ししても音楽はずっとあこちゃんの友達だよ!

お別れ会は成功したが、歌うことのできない羽織はさらに自責の念に苦しみ、当てもなく街を彷徨う。そして羽織は音楽少女をやめるとメンバーに告げるのだった。

感想

野外フェスで1万人集めるのが喫緊の課題の音楽少女なのですが、それでも1人1人に歌を届けるというのは変わっていません。今回は、その1万人と1人という対比が色濃く現れてて良い回だったなと思います。アイドルはどうしても商業主義的で、CDを何枚売ったりとかそういうところに力を入れますが、本来は1人でも誰かを救うことができたら、もうそれはアイドルなんですよね。究極的なアイドル像を見せてもらった気がします。

技術的なことで今回感心したのは、教室が狭いからダンスは控えめという設定を付けたところです。まあ最初から予算がないのが丸わかりな音楽少女ですが、手を替え品を替え、ただ間引くだけでなく工夫して節約作画をしていて素晴らしいです。まあ作画は確かにひどいですが、そういうところに目を取られて内容まで一笑に付してしまうには勿体無いなと思います。

最後は羽織ちゃんが「アイドル辞める」とまで宣言しました。プライドが高い羽織ちゃんですから、こうなるだろうとは思っていましたが、『音楽少女』はどう処理するのか見ものです。予告で、はなこが観覧車で説得しているシーンが流れていましたが、1つは説得に応じて音楽少女に戻る、もう1つは本当にアイドルを辞めてしまう、あと1つははなこもアイドルになるというのも考えられます。

2番目はまずないでしょうが、3番目はあり得ないこともないでしょう。1番目の場合はどれだけはなこの説得に説得力があるかが重要になってきますが…羽織は「歌えなければアイドルでない」と言っていますから、(音痴で)歌えないはなこが説得するんだったら…と予想しています。