かおすもにゅめんたむ

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アニメ『天狼 Sirius the Jaeger』9話感想 - 匣に肉薄するユーリィ、迎えるクラルヴァイン

2018夏アニメ『天狼 Sirius the Jaeger』第9話「残痕の朋輩」感想です。

前回あらすじ

シリウスの聖地へと到着したエフグラフとミハイル。彼らは刻々と匣に近づきつつあった。父が命と引き換えに施した封印を解くため、ミハイルは禁断の地に足を踏み入れる。吸血鬼になってなお、彼の胸に去来するものとは…? だが、想い虚しく拒絶され、苦しみ悶えるミハイル。その様子を見たエフグラフは、狙いをミハイルの弟に定めるのだった――。一方、樺太に降り立ったユーリィは、そこでビショップという男と出会う。彼は、狩人だった――。
脚本:小柳啓伍 / 絵コンテ:小島正幸 / 演出:倉川英揚 / 作画監督:杉光登、三浦菜奈、竹本未希 / 総作画監督松浦麻衣、佐古宗一郎

第9話あらすじ

ラリーサとタマーラの双子と戦いの続きから始まる。ユーリィはタマーラを追い詰めるが、目を見てとどめを刺すのを躊躇ってしまう。その隙をついて双子ちゃんは逃げてしまう。そこに匣の場所を知ると思われる赤坂護が現れ、ユーリィたちに銃口を向ける。

赤坂は「匣を探して世界中回った。ユーリィの父であるアレクセイはそこで出会った。過去に子供のユーリィとも出会ったことがある。アレクセイは忽然と匣とともに姿を消した。匣は手に入らない。」と言い放ち、ユーリィを追い返す。(画像が暗かったので明度を弄っています。)

ビショップはなぜヴァンパイアは赤坂を襲ったのか?と怪訝に思う。ヴァンパイアは古文書を調べて樺太に来たのだから匣のありかを知っているだろうし、口封じなら既に始末していただろうと推測する。ヴァンパイアの狙いは赤坂を囮にしてユーリィを誘き出したのではないかと考える。

涼子と伊庭に樺太出会う。涼子はイギリスに向かったはずが勘違いで伊庭少佐の後を追って樺太に来ていた。伊庭は匣が日本に必要なものか自分の目で確かめると言う。

ユーリィは涼子に父親とはどういうものかと聞く。涼子は「父親は、愛する家族を守れることが誇りなのかもしれない」と答える。ユーリィはそれを兄と同一視するが、同様に兄のミハイルは父親のアレクセイから学んだから、ユーリィの父親も愛する家族を守ろうとしたのだろうと考えていた。

ミハイルはユーリィに匣に近付くなと忠告に行こうとしていたところをエフグラフに見つかってしまう。ミハイルにエフグラフの手下が銃口を向けるが、手下にの1人が急にヴァンパイアに変化してしまう。そのヴァンパイアはエフグラフを襲い、結局エフグラフと手下に倒される。

ユーリィは伊庭たちを引き連れて赤坂に接触。赤坂はアレクセイと約束したから匣のことは言えないと撥ね付ける。ユーリィにドッグヴィルはもうないヴァンパイアに滅ぼされたと聞かされると、赤坂はユーリィの顔にアレクセイの面影を見る。そして、匣が誰の手にも渡らないようにアレクセイが樺太に封印したと告白した。


ユーリィはビショップと2人で匣が封印されていた場所に向かう。吹雪の中進むユーリィの前にクラルヴァインとその兵隊が立ちふさがる。

感想

まず、手下が急にヴァンパイアに変身してエフグラフを攻撃したシーンが大きな謎です。何が原因でこのようなことが起こったのかは明らかにされていません。Twitterでは「これを利用してミハイルがエフグラフの支配から逃れる」と予想している方もいましたが、私はエフグラフがどうしても匣を手に入れたい理由に絡んでくるのではないかと思っています。

ユーリィがタマーラにとどめを刺せなかった理由は「あの目が嫌だっただけ」と言っていますが、これはミハイルの目と同じだったからだと思います。しかしそうなるとロイヤルズすべてを殺せなくなってしまうのですが、エフグラフとの仇はどのように決着がつくのでしょうか?

ここからは少し批判します。ユーリィたちはエフグラフたちが匣の在り処に到達していることを知らず、ユーリィたちを誘き出そうとしている理由も知らないので、赤坂との掛け合いやその後のビショップの推論は正しいです。しかし、視聴者は既に知っています。ここがすごく冗長に感じてしまいます。

私が思うに描く順番を間違えているのではないでしょうか?最初にユーリィたちが匣の在り処を探していて、ヴァンパイアが赤坂を殺さない理由を推測したり、アレクセイに何があったかを赤坂から聞き出してから、正解を提示するように前話のミハイルが封印に足を踏み入れるシーンを流せばよかったと思います。

天狼は必ず時系列を一致させるように描いていて、同話内でヴァンパイア側、狩人側の同時間帯の動きを描いていますが、それが本当に効果的な手法かどうかは少し疑問があります。ヴァンパイアの方が先んじているのですから、狩人側がメインなのにオマケのようになってしまっています。そこが残念でした。