かおすもにゅめんたむ

独自な視点でアニメ・声優・ゲーム・アイドルなどを考察するブログ

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アニメ『プラネット・ウィズ』9話感想 - ロボットアニメ王道展開だが…

2018夏アニメ『プラネット・ウィズ』9話「目覚めの使者」感想です。

前回あらすじ

紅華と葉介は、ネビュラ政府の封印派についた。閣下を信用させるために、自らの過去を語る紅華。彼女は人類が龍の力がなくともサイキックに目覚めつつある状況に気付き、その暴走を止めるべく封印派に属したのであった。封印装置であるネビュラウェポンを引き連れた紅華が街に迫るが、宗矢は戦うことを放棄。その姿を目の当たりにした虎居は、代わりに自分が戦うことを決意する。自身のサイキックの力で念動巨神装光を発動し、紅華の前に立ちはだかる。

第9話あらすじ

前回の戦闘で、念動巨神装光を纏うことなく生身で封印装置に晒された紅華は、殉職した憧れの先輩と、その兄である葉介の夢を見ていた。宗矢は戦う意味を失ってしまい、のぞさんが訪ねてきても家で寝込む日々が続いていた。
のぞみ「黒井くんのどんな気持ちも私は味方するから。地球人も宇宙人も関係ない。私は私が味方したい人の味方だから。

紅華が目を覚ます。しかし封印された紅華は以前の紅華ではなかった。葉介は閣下から託された最後の封印装置で、地球を封印するために出撃する。
葉介「どうだったかですって?明確に世界の終わりをイメージできましたよ。今なら世界を封印できます。

ネビュラウェポンの上に念動巨神装光を重ねがけすることで巨大化した機体は、戦いにきた虎居さんを一蹴する。その後、美羽と晴海も増援に駆けつけるが葉介の相手にならない。葉介にとって紅華は世界のすべててあり、元の紅華を失った葉介にとっては世界を失ったのと同じだった。その思いの強さが彼の強大な力になっていた。

葉介はその力で地球全体を封印してしまう。封印派の悲願が達成されたかと思いきや、宗矢だけは封印されていなかった。それは楽園の民が守っていたからだった。宗矢は楽園の民の力を借りて地球人に問いかける。
宗矢「地球のみなさん聞こえますか。故郷をなくし今は地球に住んでいます。今みなさんは夢を見ています。地球人を危険だと思っている宇宙人がいて、そいつらが人の心を幸せな夢の中に閉じ込めて、地球人がこれ以上進化しないように前に進みたい気持ちを封印しようとしてるんだ。今みんなすごく満ち足りた気持ちだと思う。きっと幸せで、救われた気持ちで、その夢の中にずっといたいと思ってると思う。でも、そこが夢なら目覚めたいという人は手を上げてくれ。無理はしなくていい。おれだってなくなった故郷の夢を見てたらきっと目覚めたくないと思う。だから本当に現実に戻りたいと思う人だけ、手を。

地球人から沢山の手が上がる。地球人は封印から回復し、現実世界へと戻っていく。
宗矢「おれの…おれの星は…、おれたちは間違えた!でもこの星のみんなはどうか間違えないでくれ!

そして宗矢は戦う決意をする。宗矢・銀子/先生は宇宙船に乗り込み、宇宙船がバトルモードに変身。巨大ロボとなり、葉介に立ち向かう。
宗矢「ここはおれの星じゃねぇし、あいつもおれの仇じゃねぇ。でもここには…おれを守ろうとしてくれた人や、おれを助けてくれた人たちがいる。おれはおれが味方したい人たちの味方だ!

テラキャットハンマーで一撃粉砕。葉介は、正気を取り戻した紅華に助けられる。
宗矢「でもな、どんなにつらくても過去は過去だ。帰る故郷がないって現実がおれの居場所だ!おれは今ここにいる!ここにあるのは今だけだ!

宗矢は閣下に宣戦布告をする。

感想

ロボットアニメ熱血の王道展開。一度挫折した主人公がヒロインや仲間たちの助けもあって立ち上がり、さらに巨大後継機メカも登場。「おれはおれが味方したい人たちの味方だ!」という名言も飛び出しました。これは第5話で宗矢と兵蔵の戦いのときの宗矢のセリフ「俺は俺が味方したい人の味方で、俺が倒したい奴の敵だ!」とよく似ています。このときには宗矢には本当に味方したい味方はおらず、精神的に孤独だったのに対して、今回は宗矢にとっては守りたい味方がたくさんいます。それが宗矢の力の源になっているのは言うまでもないでしょう。

しかしながら、まあこれは大多数の人に理解されないし違うと思われると思いますが、普通のロボットアニメのような展開になって少しガッカリしたところもありました。私は、7話の感想で『普通のロボットアニメなら、ヒロインの高天原のぞみや街を守りたいとなるんですが、このアニメは一筋縄ではいかないでしょう。』と書きました。結局これと似たような感じになってしまったのですが、私は『プラネット・ウィズ』にはもっと意外性のあるストーリーを描いて欲しかったのです。

8話までは珍しい特殊な設定や、期待をいい意味で裏切られる展開にワクワクさせられ毎週が楽しみだったのですが、9話は少しステロタイプなロボットアニメの展開だったかなと思います。私が予想していた1つは宗矢が乗らなくて、のぞさんが先生に乗るという展開です。のぞさんに催眠術が効かなかったのが伏線の1つです。これも、勝手に私だけが言っているプラネットウィズの機動戦士ガンダム的文脈で解釈すれば、脱走した懲罰で独房に入れられたアムロの代わりにセイラが出撃したのと重なります。

めちゃくちゃ熱くて面白いんですが、ちょっと私の勝手な期待感が大きすぎました。わたしにも全てを肯定してくれるのぞさんのような存在がいれば、ここまで捻くれなかったかもしれません。