かおすもにゅめんたむ

独自な視点でアニメ・声優・ゲーム・アイドルなどを考察するブログ

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アニメ『音楽少女』9話感想 - センターの声が出なくなる大ピンチ!音楽少女の決断は?

2018夏アニメ『音楽少女』第9話「アイドルはつらいよ」感想です。

前回あらすじ

クイーンレコードが主催する大型音楽Fes「Qネーション」に出場することになったH☆E☆S。しかし、それは音楽少女ではなく、H☆E☆Sとしての参加ということであった。素直に喜ぶハルであったが、それに対し複雑な面持ちの絵里。そんな二人は音楽少女に対しての考え方で対立してしまう。そんな状況の中、メンバーの前に現れた更紗が急に…。
脚本:山田靖智 / コンテ:高本宣弘 / 演出:西本由紀夫 / 作画監督:飯飼一幸、清水勝祐、都竹隆治、森本浩文、中井恵巳 / 美術監督:田尻健一

第9話あらすじ・感想

生放送のバラエティーに出演することになった音楽少女。音楽少女バラエティー班がまず先陣を切って、着ぐるみで色んなゲームに挑戦する。東京フレンドパークみたいな感じの番組です。バラエティー班は箕作沙々芽、西尾未来、具志堅シュープ、諸岡ろろ、金時琴子、迎桐。

大声で応援して音楽少女メンバーより注目されるはなこ。こんな可愛い子がマネージャーだったら絶対話題になりそう。そして音痴でさらに話題になるな…

しかし桐は引っ込み思案な性格のため、うまく受け答えできない。それでも、おばあちゃんキャラのろろのサポートもあり、それを笑いに変えて番組を盛り上げていく。

胸で風船割りゲームは胸がコンプレックスの金時琴子の大活躍だったが、ボルダリングでは桐が足を踏み外しクリアできなかった。桐は自分が足を引っ張っていると気にするが、これもろろたちのサポートのおかげで笑いに変えることができた。そして桐は自分が、羽織ちゃんに今までどれだけ助けられていたかを痛感するのだった。

番組は佳境に入り、最後は障害物だるまさんがころんだゲーム。桐とろろ以外のメンバーは早々に脱落してしまったが、2人は司会者の意地悪な「だるまさんがころんだ」になかなか前に進むことができない。

桐が一歩踏み出し、なんとかサボテンにつかまり次で万事休すかと思われた矢先、ろろが司会者のゴールまで辿り着く。ろろはずっと同じポージングをしていたため司会者が近付いていたことに気付かなかったのだった。なんでだよ!いくら同じポーズでもさすがに気付くだろ!

羽織たちがバラエティー班に合流。羽織は桐を労おうとするが、言おうとしていた言葉と同じ言葉をはなこが桐にかける。それを見ていた羽織は複雑な感情を持ち、はなこの作ったジュースを桐から手渡されても、いらないと払いのけてしまう。


地面に落ちてしまった飲み物。羽織は自分のしたことのショックで声が出なくなってしまう。迫るライブの時間。音楽少女は他のメンバーが羽織をサポートすることでなんとかライブを乗り切った。羽織の声は回復したものの、ファンのセンターいなくても大丈夫だなという心無い言葉を聞いて、自分は必要とされていないんじゃないかと苦悩する。

感想

前半はツッコミどころ満載の展開でした。あらすじ中に突っ込んだ以外にも、ボルダリングは普通上からの命綱があるはずなのにそれもないし、座布団重ねも命綱なしというBPOから文句が殺到して打ち切り確実な番組だなあと笑ってしまいました。また「だるまさんがころんだ」は作画節約の秘策といった感じで上手いですね。絵が止まってても全然問題ないですから。逆に止まっているのをうまく利用したオチも良かったです。

後半は一転シリアスに。羽織ちゃんがジュースを払いのけた理由はいくつか解釈ができそうですが、単純なのは桐が姉の桐ではなく音楽少女の桐となって、メンバーやはなこに取られたように思ったという嫉妬の気持ち。他には、桐のサポートをするというのが自分の存在意義の1つだった羽織が、自分の助けを必要としなくても、桐がアイドルとしてやっていけていることへの焦りでしょうか。

とくに後者は、最後に「いなくても大丈夫」という言葉を聞いたときに音楽少女のセンターとしての自分も揺るがされたこととも重なります。桐のサポート役としての自分と音楽少女センターとしての自分が否定され、一気に自分は必要とされてないんだと自己嫌悪に陥ったのでしょう。最後の涙は情けなさや悔しさ色んな感情が入ったものだと思います。

そして、そのときにはなこ(ドリー)が羽織(チョリガンナ)にメールをするのですが、音楽少女のスタッフとして順調でみんなに受け入れられているはなこと、必要とされていないと思い込んでいる羽織がよく対比されています。

センターの声が出ないというアクシデントは、先日のラストアイドル in AbemaTVを思い出しました(アイドルに興味のない方はすみません)。そこでは、メインボーカルの1人が声が枯れて全然声が出なかったのを、ほかのメンバーが急遽譜割りを変更したりしてサポートし、素晴らしいパフォーマンスをしました。音楽少女はコメディチックですが、とても現実的なアイドル像を描いている一面もあると改めて感じました。