かおすもにゅめんたむ

独自な視点でアニメ・声優・ゲーム・アイドルなどを考察するブログ

f:id:mochirixi:20180913144440j:plain f:id:mochirixi:20180913150252j:plain f:id:mochirixi:20180913150300j:plain

アニメ『BANANA FISH』7話感想 - スパイを強要されたショーターの葛藤

2018夏アニメ『BANANA FISH』第7話「リッチ・ボーイ」感想です。

あらすじ

ゴルツィネの追手から逃れ「ウエストウッド42-102」の住所を頼りに、ロスアンジェルスに向かうアッシュ達。マックスの元妻・ジェシカと息子・マイケルが住む家に立ち寄った後、謎の住所の屋敷を訪れるが、屋敷内から叫び声が!
脚本:瀬古浩司 / 絵コンテ:山門郁夫 / 演出:牧田佳織、橋口淳一郎 / シーン総作画監督林明美 / 作画監督:山門郁夫、真島ジロウ、杉野信子、高田陽介 / 総作画監督:岸友洋

第7話あらすじ詳細

ロサンゼルスに向かうアッシュ達は、途中でマックスの元妻のジェシカと息子のマイケルの元を訪ねる。マックスとジェシカは言い争いになり、マイケルは嘆息するが、その日はマイケルの誕生日であり枕元にマックスが野球のグローブを置いて、「Westwood 42」の住所を訪ねる。

そこで老齢の女性の叫び声が聞こえ、アッシュらが駆けつけると、中国系の男性が連れさらわれようとしていた。銃で相手を撃退し、その男性に話を聞くとエイブラハム・ドースンの弟のアレクシス・ドースンの養子のユーシスと名乗り、父のアレクシスは半年前から失踪しているという。しかしながら、アッシュはユーシスを訝しみ、ショーターに素性を調査するように頼む。

アッシュは屋敷に残されていたPCにUSBのクラッキングツールで潜り込み、残っているファイルからバナナフィッシュの正体は手渡された粉末そのものであること、そしてその粉末はサイクロビン、リゼルジックアシッド、ジルチルアミドが主で不活性アルカロイドが含まれた薬物であることを知る。

調査の結果、バナナフィッシュには軍が関与していたことを知る。アッシュはこれを武器にゴルツィネと取引をしようと考えるが、マックスに手に負えるもんじゃないと止められる。そして英二を日本へ帰還してもらうためにアッシュが「足手まとい」だと告げる。アッシュは憎まれ役を買って出てくれたのだった。

ショーターはソニーに協力を頼み、ユーシスの正体を調査してもらうが、ソニーは既にゴルツィネに協力した王龍に脅されており、ショーターも姉のマーティアを人質に取られ、アッシュのスパイになるように強いられる。

ユーシスは自分が王龍の兄弟であり裏社会を司っている月龍であることをショーターに告げる。そして英二を拉致するという計画をショーターに持ちかける。ショーターは、尊敬していたに裏切られ、結局ゴルツィネと同じ種族の人間だったことに悲しみ、月龍に殴りかかり涙を流す。そのころジェシカとマイケルの元にはゴルツィネの一味が乗り込んできていた。

感想

アッシュがユーシスは警戒したのに、英二は警戒しなかったことの対比はみなさんも書いているので、ここで再び書く必要はないでしょう。アッシュが化学の知識がある描写は、私は不要だと思いますね。化学の知識は、いくら本などで知識を得たからといって専門的な勉強をしないと身につくものではないですから、分かりすぎていると嘘っぽくなると思います。むしろここは、アッシュが普通の不良の描き方で、それで権力に立ち向かうという構図を濃くした方が良いのでは、と思っています。

また聡明な描き方をするなら、なぜ情報が入っているパソコンが残っているのかということを、ユーシスを疑っているアッシュは当然疑うべきだと思うのですが、そこの描写もありませんでした。結局アニメには尺がありますし、本当に聡明だったなら何故こうしないのかというところが無限に出てくるので、そこそこ知識のある不良みたいな描き方の方がキャラクターの整合性は取れる気がします。

瑣末なことですが、気になったのがサイクロビンとジルチルアミドってなんですかね?リゼルジックアシッドはリゼルグ酸でリゼルグ酸ジエチルアミドはLSDのことですが、サイクロビンとジルチルアミドは聞いたことがないです(似たような化合物の名前はたくさんありますが)。

ゴルツィネ役の石塚運昇さんの訃報がありました。亡くなる直前まで、声優を演じられた石塚さんは本当にプロ中のプロだったんだなと思いました。石塚さんの声が聴けなくなるのはとても寂しいです。ご冥福をお祈りします。

BANANA FISHは2クールという噂ですが、ゴルツィネの声優がどうなるかはまだ発表されていません。