かおすもにゅめんたむ

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アニメ『ハッピーシュガーライフ』3話感想 - サイコパスな女子高生の内面を描くということ

2018夏アニメ『ハッピーシュガーライフ 』第3話「モノクロームの長い夜」感想です。

あらすじ

不良たちに襲われたあさひを保護するさとうと三星。あさひとしおとの間に特別なつながりを察したさとうは激情に身を委ねそうになる…。その頃、帰宅が遅いさとうが心配になったしおは、マンションを出てひとりで夜の街へ出る。

脚本:待田堂子 / 絵コンテ:長山延好 / 演出:渋谷亮介

第3話あらすじ詳細


松坂さとうの帰りを家で一人ぼっちで待つ神戸しお。夜が更けてもなかなか帰ってこないさとうに心細くなり、業を煮やして外にさとうを捜しに行こうとする。外に出るのはさとうから危ないと禁じられていたため躊躇うものの、しおの幻覚に鼓舞され外に出る。しかし当然ながらさとうを見つけることはできない。

一方、さとうはバールで神戸あさひを殺害しようとするが、予想通りすんでのところで踏みとどまる。起きたあさひは即さとうと三星のところを辞去し、再びしおを捜して夜を歩く。さとうは、今までの苦味よりも強烈な苦味を感じ、その理由を考えるがそれがあさひに対する嫉妬だということが分かると、自分にも嫉妬という感情が芽生えたということに喜びを見せる。しかし、家に帰るとしおはおらず、さとうも外を捜し回る。


しおは、へたり込んでいたところを幼女趣味の三星に発見され、しおに「いたいのいたいのとんでけー」をしてほしいとお願いする。やってあげるしおに三星は癒され、しおの両親を探すという言いつつ家に誘拐しようとする。

そこを、あさひを暴行していた不良共が復讐にやってきて三星を暴行。しおはその様子を見て自分の苦痛な過去と重ねるのだった。

感想

あさひの家は父親のDVのために、しおとその母親を避難させているというような描写がありました。しおが記憶がおぼろげな理由もPTSDによるものだと解釈できると思います。ただ、パワハラによる性接待強要やDVなど現実的なテーマを扱っているのに、サイコパスな女子高生や幼女に異常な執着を見せる男など、非現実的な登場人物がひどくアンバランスに感じます。ただ、サイコパスな女子高生も幼女に異常な執着を見せる男も現実にいないことはないので、非現実とは言い切れませんが…

今回の見せ場は、幼女趣味の三星がしおに出逢って見せるリアクションおよび顔芸だと思うのですが、その背景にこういう現実性の高いDVなどの社会問題が絡んでいると笑えなかったです。ただただ胸糞悪いのならまだ理解はできるのですが、笑いにつなげてしまうのはどうかなと思います。製作陣は、そういう別種の胸糞悪さを出そうと作っているんでしょうが、こういうのはちょっと違うなと私は思いました。

また時折挟まれる(3枚目の画像のような)明るい背景のシーンも作品の軽い空気を増長しています。サイコパスの心の中(は分かりませんが)では、重大なことをしていても普通のことだということを表現しているのかもしれませんが、逆に薄っぺらいなあという印象を与えてしまっているような気がします。こういう猟奇的な作品はアニメに限らず多いですが、サイコパスの内面は普通の人には理解できないと思うので、どんな作者でも薄っぺらさが拭えないと思うのです。むしろ心情を吐露させずに淡々と犯行を重ねていく描き方のほうが、勝手にサイコパスの行動理由をそれぞれの視聴者、読者の中での一番恐ろしいものとして想像できるので、恐怖感が増すように思います。

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