かおすもにゅめんたむ

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ZZガンダムはなぜ評価が低いのか?その魅力を熱く語る【全ガンダム大投票】

先日NHKBSにて行われた全ガンダム大投票の結果が出ました。詳しい順位などはこちらの記事で紹介しています。

 

ここでは私の好きな『機動戦士ガンダムZZ』について話していきます。

ZZガンダムといえば1st、Zに続く宇宙世紀3部作と言っても差し支えないような作品ではないでしょうか。しかし、今回の全ガンダム大投票においては1stはもちろんZにも圧倒的な差をつけられて惨敗しています。

具体的な結果としては作品部門で22位、キャラクター部門で主人公ジュドー・アーシタが個別48位、総合43位モビルスーツ部門でZZガンダム39位でした。

数字だけを見てもめちゃくちゃ低いですが、前作であるZガンダムと比較した場合には高低差ありすぎて耳キーンとなります。Zガンダムは作品部門2位、キャラクター部門でカミーユが個別4位、総合7位、モビルスーツ部門でZガンダムが2位という結果でした。

まあZZガンダムが好きな私でもあまり上位に食い込むことはできないのではないかと思っていましたが、ここまで低いとは…

個別の部門毎になぜここまで人気がないのかを考えていきたいと思います。

 

作品部門『機動戦士ガンダムZZ

作品としてのZZガンダムは22位でした。正式なシリーズのガンダムとしてZZガンダムより下であるのは、実質的には27位の『ガンダム Gのレコンギスタ』と29位の『機動戦士ガンダムAGE』の2つのみであると言っていいのではないでしょうか。

数あるシリーズの中でもこの2つにしか勝てないのかと。GレコもAGEも一般的に人気が高いとされる宇宙世紀の作品ではありません。

 

しかしながらZZは全体の3番目に制作された正式な宇宙世紀の続編です。前作までは圧倒的な支持を得ているにも関わらず、ZZはとんでもない落差を見せつけています。実質最下位という烙印を押されているも同然ではないのか。

 

なぜここまで拒絶されてしまうのでしょうか。前作にあたるZは徹頭徹尾シリアスで重苦しい雰囲気に包まれている作品であると思います。打って変わってZZはコミカルな面が強調されています。特にプレリュードZZはやばい。この0話にあたる1話がまずダメだったのではないか。

この「プレリュードZZ」はあまりにも異質と言っていいような内容になっています。これが私の心を掴んでくれましたが、多くの人にとっては「なんだこれ…」と思わせてしまうものだったのかもしれません。この0話以外にも序盤の展開は舵が振り切れすぎていると感じられるほどにコメディ色の強いものでした。中でもヤザンの扱いは前作の圧倒的な強キャラをこのように消費してしまうのか…と感じさせます。

 

初期のコメディ色は徐々に薄れていき、最終的にはいつものようなガンダムの雰囲気を持ったストーリーを堪能できるのですが、この路線の変わり方も一部の人には拒絶される一因のように思います。路線が統一されていないので、迷走している印象を受ける人もいるかもしれません。実際放送中に『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の制作が決まったことにより現場に混乱が生じていたとの話もあります。

しかし私はこの雰囲気の変わり方も評価していて、個人的には前半と後半でガラッと雰囲気が変わってしまう作品が好きです。近年のサンライズ作品では『舞-乙HiME』や『アイドルマスターゼノグラシア』などがこのような展開を見せてくれています。

 

また後年、『機動戦士Zガンダム』が劇場3部作としてリメイクされ、その結果ZZにつなげるのが難しい結末にされてしまったのが人気にも影響を及ぼしているかもしれません。

 

キャラクター部門ジュドー・アーシタ

主人公であるジュドー個別48位総合43位。私はジュドー・アーシタというキャラクターが好きです。ジュドー生き抜くための強いバイタリティを持ったキャラクターでしょう。アムロカミーユは初期の境遇としては恵まれていると言えますが、ジュドーは違っていました。手段はともかく自ら状況を打破しようとする様は本当に必要な強さを持っていると感じられます。

 

私はジュドー・アーシタが好きですが、アムロカミーユと比較すると特徴があまり感じられないキャラクターであるかもしれません。アムロは言うまでもなく最強のパイロットですし、カミーユは最高のニュータイプであるとされています。ジュドーは最強や最高といえる能力は持ち合わせていないというのが一般的な見方でしょう。ゲームにおいても能力面ではアムロカミーユと比較するとやや劣る印象です。スパロボでは金策面で優位に立てるような調整にされていますが、人気には繋がらないかと思います。

 

しかしアムロカミーユは自らの能力の高さに押しつぶされてしまっている印象があります。特にカミーユはそのニュータイプとしての感応性から、Zガンダムの結末において精神に異常をきたすことは非常に有名です。CCAのアムロはともかく、カミーユアムロはその不安定さもキャラクターとしての重要な一面であったかと思います。

 

一方、ジュドーの場合どれだけ過酷な状況下でもこのような事態に陥るとは考えにくいのではないでしょうか。作中でアムロカミーユのような精神の不安定さを感じる場面は殆どなかった気がします。能力面ではやや劣るという評価を下されていても、真の強さを兼ね備えているという見方ができるのがこのキャラクターではないかと思いました。

これは実際にアニメを視聴しなければなかなか見えてこないポイントですし、圧倒的な戦果につながる能力というわけではありません。若い人はゲームで初めてガンダムというものを知ることが多いはずです。ゲームからではジュドーというキャラクターの良さを感じられる人が少ないのではないかと思います。

 

モビルスーツ部門ZZガンダム

 主人公機であるZZガンダム39位。実はこれが一番ショックかもしれない。やはり大勢の見方としてダサいと思われてしまうデザインであることは否めません。Zガンダムがシャープな印象のどこかクールさを感じさせるデザインなのに対してZZガンダムはずんぐりむっくりで良く言えばマッシブですが、一般的にシュッとした印象を持てるようなデザインではありません。特に頭についているハイメガキャノンのデザインには拒絶反応が起こりやすいかと思います。

そして見た目の印象もさることながらなによりも合体してポーズを決めるというのが厳しかったかもしれません。リアルロボットという括りで捉えるならば、あるまじき采配であると感じる人も多いのではないでしょうか。前作の可変というコンセプトを発展させると変形合体に行き着くとは思うのですが…

合体するコンセプトも見た目のダサさも私にとってはなんらマイナスをもたらしません。むしろ合体は歓迎したい。リアルロボットとしての流れがある中であのケレン味溢れる合体をやるというのが素晴らしい。そして初登場の際に類を見ない火力で敵を圧倒したのが個人的には印象的でした。わかりやすい強さを体現できていたと思っています。

 

まとめ

確かにZZという作品は人気がありませんし、人気がないのを納得できる面もあります。しかし私は人気のないところも含めてこのZZという作品が好きです。そしてZZはハーレムアニメという一面も持ち合わせているアニメだったと思います。バイタリティ溢れる主人公と強い機体、かわいい女性キャラとコミカルからシリアスへの変遷を辿るストーリーは全てが私にとっては魅力的なものでした。