かおすもにゅめんたむ

独自な視点でアニメ・声優・ゲーム・アイドルなどを考察するブログ

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名探偵コナンが世界で興収ナンバーワンのアベンジャーズに勝つ日本ははっきりいって異常だ

今は世間ではゴールデンウィーク真っ盛りだが、私には関係がない。

それはさておきゴールデンウィークといえば数々の映画大作が公開される時期と言っていいのではないだろうか。その中でも今週最も注目されていた作品は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』というハリウッド映画だ。この作品は全世界での興収オープニング記録を更新するほどの超大作。

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「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」本予告

当然日本でも大ヒットしているかと思いきや、今週の興収ランキングではなんと2位に甘んじているのだ。そしてこの超大作ハリウッド映画に勝利した作品とはあの『名探偵コナン』の劇場版第22作目『名探偵コナン ゼロの執行人』である。しかもこの作品は公開3週目であるのも特筆すべき点だ。

名探偵コナンとは

説明不要かとも思うが改めてすごさを語りたい。名探偵コナン週刊少年サンデーで1994年5号から連載が開始された推理漫画。週刊少年サンデー史上最も売れている漫画であり、累計発行部数は2億部を超えている。名探偵コナンより上と言える漫画は基本的にONE PIECE以外には存在しない。1996年よりTVアニメも放送されており、近年は放送枠の変更やメイン声優の降板などがありつつも放送は継続されている。2017年は長期休載を挟んだものの、現在でも連載が継続されている漫画史上に燦然と輝く金字塔である。原作は黒幕が明かされ、最終章に突入したとのことだが、影響力から言って終わらせることは可能なのだろうかと思えるほど。

 

 連載当初から高い人気を誇っていた名探偵コナンであるが、2010年代に更に一段上の人気を獲得した感がある。劇場版の歴代興収ランキングも2010年代は毎年のように更新を続けている。このような人気を獲得した理由として考えられるのは、安室透と赤井秀一という2人のキャラクターの存在だ。赤井秀一は安室透が登場するかなり以前から存在していたキャラクターだが、安室透というキャラクターが登場したことにより、この2人の女性人気が爆発的に増加した。名前からわかる人はわかるかもしれないが、この2人は原作者である青山剛昌氏が『機動戦士ガンダム』が好きだったことから生み出されたキャラクター。声優もあの2人が担当している。

今年公開された『名探偵コナン ゼロの執行者』はこの安室透がメインのエピソードということで、ヒットするのも納得というほかない。もっとも前作『名探偵コナン から紅の恋歌』も興収は68億9000万円を記録していて、2017年邦画ナンバーワンであり、2017年の映画全体でも第4位と圧倒的な成績。

 

 なぜアベンジャーズは勝てないのか

名探偵コナンがいくらすごいとはいえ、世界でナンバーワンという謳い文句で宣伝できるような超大作が2位になるのも変だなと感じる。アベンジャーズが日本ではそれほどヒットしないのにはやはりアメコミに対して馴染みがないということが関係しているのではないか。

アメコミのマーベル関係の映画は毎年のように数多く公開されているが、その全てを鑑賞している人間は稀だろう。マーベルヒーローが数多く登場するアベンジャーズがいくら豪華だと言っても、それに対する知識が薄ければ楽しめないと思い、あまり選択しない人が多いのではないか。

内容として女性や子供へ訴求する力が弱いのではないかとも感じる。日本でヒットするかどうかは女性や子供にいかに見てもらうかに懸かっている。長年テレビや漫画で見てきた馴染みのあるコナンがアベンジャーズに勝つのは当然かもしれない。

日本においては映画文化が現在ではそれほど馴染みが深くないというのも理由としてあるかもしれない。女性や子供が一緒でなければ、成人男性が映画を見に行く機会は、よっぽど映画好きでもない限り少ない。大人の男性にしか訴求しなさそうな作品はなかなかヒットしないのだ。そもそも単価が高すぎるのであまり気軽には劇場へ行けないだろう。

 

まとめ

たしかに世界基準で見ればアベンジャーズ名探偵コナンが勝つ日本市場は異常であるかもしれない。しかしながら私の目から見れば、アベンジャーズのような前作や関連作を見ていなければ理解が難しい作品がこれだけヒットする世界のほうが、異常に映る。超大作なのは理解できるが、単体で楽しめないものはそれほどヒットしないのが当然の感覚だと思うのだが。ネタバレになるが『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』はかなり消化不良な内容のようであるし…