かおすもにゅめんたむ

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任天堂コロプラ裁判が起こった本当の理由はなにか?

任天堂コロプラを特許侵害で訴えたのが2018年1月のこと。そして2月に裁判資料閲覧制限が解除され、何の内容で訴えたかというのが明らかになりました。

特許3734820号『ゲームプログラム、ゲーム装置、および入力装置』請求項1
特許4262217号『ゲームプログラム及びゲーム装置』請求項1
特許4010533号『ゲーム機、電子機器、および省電力モード管理プログラム』請求項11
特許5595991号『通信ゲームシステム』請求項1
特許3637031号『ゲーム装置およびゲームプログラム』請求項12

まず最初の特許は、画面上の任意の場所をタッチし、その後に指をドラッグさせることで、そのドラッグ距離に応じた移動を可能にするような特許です。「白猫プロジェクト」で言えばぷにコンの移動手段の部分です。

2番目は自キャラが敵キャラに近づいた時に操作をスクリーンから指やペンを離した時に、敵キャラに十分近い時には自動的に攻撃等を開始するという操作方法の特許です。これも「白猫プロジェクト」の快適なプレイを支えている操作方法であると思います。

3番目はスリープモードから復帰した時に、一度本当に復帰してよいかを確認する仕組みの特許。

4番目はオンラインで相互に登録済のユーザーとしかプレイできないという制限をかける特許。

5番目は自キャラが壁の影に隠れた時に、プレイヤーを目印で表示するような特許です。

なぜ任天堂コロプラを訴えたか

特許侵害していたからなのですが、実際にはゲーム業界では特許侵害をしていても実際に訴えて、さらにゲームのサービス提供の差し止めまで求めるようなものは少ないと思います。
それはゲーム業界がパクりパクられして発展してきたためだと私は思っています。今回訴えている任天堂だって過去に特許侵害はなくとも似たようなシステムを採用してゲーム機を作ってきてますし、実際に訴えられたこともあります。
特許でガチガチに抑え込んでしまうと、結局はその企業しか自由にゲーム開発ができないので、ゲーム全体の発展につながりません。今までは(特に任天堂ハードで出すソフトの場合は)割と寛容に対応してきたのではないかと思います。
訴えた特許を見ると、他のゲームに採用されているものも多く、ほとんどの部分でコロプラ以外も確実に特許侵害していると思いますし、本気になればコロプラ以外からも踏んだくれる可能性が高いです。それなのにコロプラ狙い撃ちしたのはわけがあるはずです。

ではなぜコロプラを訴えたかと言うと、プラットフォームがスマホゲームという任天堂の利益に一切ならない領域での侵害だという側面もあると思いますが、それ以上にコロプラが特許で商売をし始めたからだと思います。
コロプラは2015年以降特許に力を入れて、特許ビジネスを始めています。近年特許の出願件数も取得件数も急上昇しています。予想ですが、この中に結構怪しい特許が存在しているのではないかと思っています。いわゆる特許ゴロ的な商売が許せないと思った任天堂サイドが1年半の交渉が決裂した結果、訴えるという手段に出たのではないかと想像しています。そうでないとコロプラだけを訴える理由がよくわかりません。

個人的には特許というもの自体がすごくしょうもないものだと思っています。ガワの大きなもの、例えば新素材や新材料の発明などに特許をかけることには、発明者の利益を守るという点ではまあ良いですが、細かい些細なシステムなどに逐一特許をかけて縛っていくのは、発展を阻害する以外のなにものでもないと思っています。
前者の新素材や新材料に関しても、科学者なら科学の発展を望んで、全部公開しろよと思わないこともないですが、経済が社会を侵食している今は無理なことでしょう。