かおすもにゅめんたむ

独自な視点でアニメ・声優・ゲーム・アイドルなどを考察するブログ

Netflixのオリジナルアニメをまとめて紹介。日本で成功するのか?

TVアニメといえばテレ東やMXと言った地上波テレビ放送が視聴手段の最もメインの方法であったが、新しいプラットフォームがアニメ業界に参戦してきている。それがNetflixである。

Netflixは月額定額制の動画ストリーミングサービスである。現在(2018/4/8)日本ではベーシックが650円、HD画質のスタンダードが950円、4K画質対応のプレミアムが1,450円で加入できる。

既存の映画やドラマだけでなくオリジナルコンテンツにも力を入れており、日本では又吉直樹原作『火花』のドラマや『テラスハウス』続編などが配信されている。

そのNetflixが今年からアニメ業界に本格的に殴り込みを仕掛けている。今年配信になった、また配信予定のアニメには『DEVILMAN crybaby』『B: The Beginning』『A.I.C.O. Incarnation』『ソードガイ The Animation』『LOST SONG』『アグレッシブ烈子』『Knights of the Zodiac: 聖闘士星矢』などがある。

最初の6作品はすでに配信済み、もしくは配信中である。簡単に各作品を紹介しよう。

Netflixオリジナルアニメあらすじ一覧

DEVILMAN crybaby

永井豪の代表作である『デビルマン』が氏の画業50周年を記念して制作された新規アニメーション作品。
地上波では難しかった表現をNetflixによって実現することで原作の完全映像化を目指す。
http://devilman-crybaby.com

B: The Beginning

群島国家「クレモナ」では、凶悪犯罪者ばかりが殺される事件が発生していた。その犯人は通称「Killer B」と呼ばれており、それは犯人が現場に「B」という文字を残していくからだった。
天才捜査官として知られるキース・フリックは王立警察特殊犯罪捜査課(RIS)で「Killer B」の謎を追う。
一方、キースの同僚である星名リリィの元には、異形の姿へと変化できる能力を持つ黒羽という少年がバイオリン職人の見習いとして出入りしていた。
キースと黒羽、互いに見知らぬ二人の運命は、やがて一つの陰謀へと飲み込まれていく。
http://www.b-animation.jp

A.I.C.O. Incarnation

2035年、「人工生体」の研究中に起きた大事故“バースト”により、 暴走した人工生命体“マター”が黒部峡谷一帯を侵蝕。 人類にとって希望の地と謳われた研究都市は、政府により立ち入りが禁じられた。
それから、2年後。バーストで家族を失った15歳の橘アイコは、 転校生の神崎雄哉から自身の身体に隠された『秘密』を打ち明けられる。
人類の未来を背負う少年、少女が出会った時、明らかになる真実とは?
http://www.project-aico.com

ソードガイ The Animation

数多の人の血を吸い、伝説となった武器は、時として命を持つ。
長きに渡り武装魔と対峙してきた処史代と、武器として生きることを運命づけられた凱(ガイ)。
体に武器を宿した人間が憎悪と殺意を抱くとき、殺戮のみを求める武装魔と化す…。
http://swordgai-anime.com(公式サイト)より

LOST SONG

架空の大陸ヌーナシアの辺境の村ダンデラに住む食いしん坊で歌が大好きなリンと発明と科学を信奉する少年のアルは、厳格ながら優しい祖父のタルジアと2人の姉で母親代わりのメルと平穏な暮らしをしていた。
一方、華やかな王都では民衆から愛される歌姫・フィーニスが暮らしていた。しかし彼女は次期国王となる王子のお妃候補でありながら孤独な毎日を過ごしていた。
この世界では歌はさまざまな奇跡を生む力がある。歌姫に憧れるリンと歌姫フィーニスの2人は、過酷な運命に巻き込まれていく。
http://lost-song.com/sp/

アグレッシブ烈子

一流商社でOLとして働くレッサーパンダ・烈子の楽しみは、仕事帰りの一人カラオケデスボイスでメタルを歌って、仕事のストレスを思い切り発散するの!
https://www.netflix.com/jp/title/80198505

Netflixアニメの強み

Netflixアニメの強みはまずはやはり資金力だろう。アニメ業界はアニメーターの劣悪な待遇が問題になるように資金難に悩まされている。一方、Netflixは潤沢な資金力でハイクオリティなアニメを製作することができる。実際、今まで配信されたアニメには劇場版並みのクオリティを持っているものもある。

またテレビの放送コードに引っかからないため過激な表現が可能になる。例えば『デビルマン』は性的描写や暴力描写も話題になった。出演者の内山昂輝さんと村瀬歩さんも「台本が衝撃だった」と述べている。

そして視聴者にとってはいつでも視聴可能というのが大きい。とはいえ「いつでも観れるはずっと観ない」ということになってしまいがちでもあるのですが。また地方在住者にとってはアニメ格差がないのも嬉しいかと思います。

さらに全世界同時に配信されるというのも大きな利点でしょう。日本だけでなく様々な国の人と感想を共有することができます。

Netflixオリジナルアニメは成功するか?

まず海外では、ある程度視聴者を獲得するのではないかと思います。海外は有料動画配信サービスに対する普及度が日本よりも高いですし、自然に生活に入り込める可能性があります。ただNetflixは放送後に英語字幕を追加するので、その点で海外ユーザーからはあまり好かれてはいませんが。

一方の日本では、なかなか厳しい感じがします。というのもやっぱり有料動画配信サービスが人口に膾炙していないのが大きな理由です。特にアニメを観るような層は登録していない人が多いのではないでしょうか。

観る人が少なければムーブメントも起こせません。特に日本は無料信仰が強い気がします。アニメを観るだけに(もちろん登録すれば映画やドラマも観れるのですが)お金を払うという人がどれだけいるか疑問です。

またアニメも今のところどうも既視感のあるような作品ばかりのような気がします。『B』はなんかサイコパスデスノートっぽいあらすじですし、『A.I.C.O』はクロムクロを思い出しました。もちろん実際に見てみると内容は全然違うのですが、もっと引きの強いあらすじは「とりあえず見てみよう」と思わせなければならない有料配信アニメには不可欠ではないでしょうか。

日本で一気にメジャーになるにはまず腐女子向けのアニメを作るのがいいのかなと個人的には思うのですが…

そして日本のアニメファンはクオリティをそこまで求めていないと思います。むしろアニメに対して、ファンとワイワイ楽しめる一体感というものを重視しているように感じます。アニメの実況文化が盛んなのもその一環でしょう。深夜アニメでも約半数がリアルタイムで視聴しているという調査結果もあります。そしてその点では、全ての人が同時に同じものを見ることがないNetflixは不利です。

まとめ

少し酷評をしてしまいまいしたが、Netflixを始めとする動画配信サービス経由のアニメには期待しています。

A.I.C.O.』では期待の声優の白石晴香さんをヒロインに起用したり、『LOST SONG』ではアニソン歌手として有名な鈴木このみさんを、田村ゆかりさんとW共演としてキャスティングするなど、声優が好きな私にとっては面白い試みもしています。

また元々が田舎出身の私にとっては、どこでもアニメが観られるというのが理想的ではあります。さらに潤沢な資金はアニメーターの待遇改善も可能になるかもしれません。

Netflixは1ヶ月は無料で体験できるので登録してみるのもいいかもしれません。また『LOST SONG』はTOKYO MXでも放送しています。